Vがこの1年で得たモノ

 とあるVの動画を見てるクリエイターVの感想として「Vtuberの全盛期の頃に投稿したらもっと伸びただろうなぁ」というのをみて、カッとなって書いています。

 Vtuberというものが最初からあったものではなく、なにもない所(もちろん下地はありましたが)からキズナアイさんやいわゆる四天王の方やそれをみた沢山の個人Vのそれこそ先行投資によって界隈が盛り上がったわけです。キズナアイさんでさえ技術的には変わりないのに今みたいに評価されてない時期があったわけですから。

 Vtuberを見る人が自然に技術面への関心をもってくれるのはもちろんクリエイターが見ているというのもありますが、普段ものを作らない人でも「ねこます」さんという素晴らしい存在に起因していると思っていますが、ここについて話すとそれだけで長くなるので割愛します。とにかく、Vtuberがエンタメだけでなく、技術的な面でも見られているのはそういう始まり方をしたからだと思っています。

 それでも技術面の評価軸がファンの中で育ってきたのは最近です。LIVE2dの技術だっていまでこそファンの人にどういったものか理解されてきていますが、全盛期にめちゃくちゃすごいLIVE2dのVtuberが出たとしてもVtuberとして、エンタメ面での評価軸で評価されていたでしょう。いまでこそなんですよ。ファンの中に技術を評価する軸があるのって。3DのVと比較してにじさんじさんが「絵だろ」と叩かれてた時にLIVE2dの技術を評価する軸があったとは言えないわけです。にじさんじさんはエンタメとしての面白さでそれをはねのけたわけですが。すごいことです。

 ファンの中にエンタメとしての評価軸と別に技術の評価軸が出来たことはまちがいなくこの1年でこの界隈が得たものです。それを忘れて全盛期だったらもっと評価されただろうななんてそんなこと言えるのは最初から技術の評価軸がある人だけです。

 このファンの中に技術を評価する軸が別に存在することの貴重さは気づきにくいところですが本当に尊いものです。だって、面白ければ時間は潰せます。技術の高さをエンタメとして見れるのは理解がなければ無理なんですよ?クラッシク音楽とか聴いてここのコードすげぇ!!とか、絵を見てこの技法すげぇ!!とか言わないですもん。好きとか嫌いとか上手いとか下手で済む話です。ましてやVtuberなんて魂とかガワとか色々そこら辺の取扱が一人ひとり違うとかいうただ動画を見て楽しもうという側からしたらどうでもいい所まで理解してもらった上でガワの技術を評価してもらえるんですよ?

すごすぎんか?

Vtuberのファンすごすぎんか???????

それを!!!!!!
「盛り上がってた時期に出てたらもっと数字がでてただろうなぁ」なんて!!!!!
 
積み上げてきた!!!!!!!!!時間を!!!!!!!!!無視するな!!!!!!!!!!!!!!!!!!そんなこと言っといてファンを大事にしてるとか笑わせんじゃねえぞ!!!!!!!!!!!!!!!

 なんでもかんでもありがたがれとは言いませんし、技術じゃなくてエンタメの面だけ見てほしいから別にいいしとか、感想なんて人それぞれだろ……とか、ファンが全員2つの評価軸をもってるわけじゃないだろとか、界隈の流れとか知らねぇしとか、色々あるとは思いますが自分の事を見てくれるファンくらいちゃんと見ようや。

 なんかいつも以上にまとまりないですけど。

 Vtuberもそのファンも今の環境を精一杯楽しもうね。

 大切に積み上げた今がめちゃくちゃなエモに繋がることを私達は知ってるはずなので。以上です。


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