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建築家 篠原一男氏の言葉が、自分の考え方とやけに共振する。

同じような建造物、工作物を作っても、(場所)の風土性が、デザイン・作り方に深い所で、影響を与えていると思う。

サグラダファミリアは、自然の一部のような存在。カラスが拾ったいろんな素材で
家を作るのだが、それとすごく近いセンス。
しかも手作りで、補修を重ねた建物にしかない味わいが”町全体”を覆っている。
サグラダファミリアがずっと建築中だった(あと2,3年で完成とか)ことの意味をこう考えた。
ずっと補修されながら研究されながら、部分がコツコツ作られていく中で
いろんな人がサグラダファミリアの建築と街を経験していき、もはや
建物自体が、土俗的意味も有して。
教会ではあるが、もはや生物的な意味を包含する、民家の要素も持っている。
他の場所で出来てたら、すごいキッチュ感があるだろうな。


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