見出し画像

アメリカにおけるDOT(ティンボアPCO)使用例の講習(もう20年まえだったか?)

ハードウッド(広葉樹)の枕木への改質

写真で分かって来たのが、アメリカの枕木は(全州では無いと思うが、国内産の広葉樹の使用が多そうだ、日本ではかつてポピュラーだったケンパスなんか使っていたのだろうか?)
木材の芯部-芯材まで、加圧注入でも入りきらない→耐久性が確保しずらいので、DOTの力を使うようだ。
腐朽菌による2%の重量減少(いわゆる腐朽)だと、強度が50%落ちるという実験のようだ。

ここで自分が注目したのは

①重いハードウッド(密度が高いわけだ)でも芯部に浸潤できるということ。

②含水率の高い芯部にDOTが引き寄せられるが、逆に外部に水分が多いときは、外に引っ張られて溶脱するわけで、ここの溶脱率の低下を極力防ぐ表面塗膜を作るということになる。


改質木材の検討は、樹種によって浸潤が違うので、そこをまず注目していた。木材自体はそこそこ耐久性があって(もしもの時のデフェンスとしての木材の抽出成分の抵抗力に少し期待)その木材自体浸潤しやすい、がベストと考えていた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?