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ウッドでのバルコニーを作る際に、一番とでもいうべき重要点は、建物とウッドバルコニーとの接合点である。

現場で何度も見ているが、住宅の梁を外壁から持ち出して、バルコニーの梁として使う例が、設計上で結構多かったようだ。その場合の樹種が米松が一般的だが、雨ざらし、日ざらしで腐朽例がかなりの頻度で多かった。
見た目でなく、住宅の耐久性といった点では分離しておけばよかったのに、分離したバルコニーの耐用年数切れと外壁内の構造部材の連結がないので、
腐朽が住宅に影響はしなかったのに。
とおもうことしばしば。

梁を金具に差し込むことで、内外の分離を図っている。
家の中から持ち出した梁の腐朽は、多くが外壁面から15~30センチほど。仮道管にそって腐朽が伝播していく。腐朽を止めるための浸透系保存剤を差し込み、水分と絶縁させる。


意外と、こういった建築様式は、多い。

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