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1980年代の後半には、ウッドデッキというWORDも、だいぶ認知されるようになった。

とは、いうものの、どのような用途があり、どのようにつくるのか?試行錯誤の時代だったと思う。
洋書コーナーにアメリカのデッキ本が数少ないが置いてあった。
弊社も参考にするため、ちょっとずつ購入していたら30冊ほどになった。
アメリカは庭も広いので、今まで”眺める庭””だったものが、アウトドア空間として”使う庭”になったんだという感慨も生まれてきた。
キャンバスが広いので、それこそ自由な、突き抜けた発想も表しやすかったのかもしれない。

川のそばで、それを眺めで憩えるデッキ。フェンスの柱の頭を削り、それを意匠としている。
単なる、ウッドデッキでなく、壁やら、小屋風の意匠を加えてまるっきり自由な空間を想像している。
近年は、こうした体のウッドデッキが増えてきている。植栽とのバランスが重要なウッドデッキだ。
2x4・・・(40mmx90mmの板)、2x6(40mmx140mm)のサイズ。1インチは約2.5cmだから、数字がちょっと合わないが、もともと、例えば粗木で2インチ(5㎝あったものを、プレナーで寸法を整えると40cmに減耗しても、元の寸法の呼称で通すようだと、新木場の輸入木材屋さん
に教えていただいた。

弊社のウッドデッキとの付き合いは、そろそろ40年に近づいてきた。

海外から移入したウッドデッキの概要・概念を振り返ってみると、正式な記憶ではないけれど、ウッドデッキの初期はこういった書籍で出会うというのが、始まりであったんじゃないか?

徐々に、日本の土地事情、日本人の感性を交えて変質していったというのが、一番納得できる。







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