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レアな樹種が、だんだんレアどころか、レアでなくなってくる。

2004年の浜名湖花博で、私たちも和敬静寂というテーマの庭で、ウッドデッキを作らせて頂いた。
半年続いた催しでした。いろいろな企画が目白押しで、興味が散りそうでしたが、
新聞発表で、オーストラリアの公園で、ジュラ紀の樹木(仮称)”ジュラシックツリー”が発見され、これが生きた化石としてこの花博でお披露目されるとでていました。

メインの貴賓客扱いの”ジュラシックツリー”。確か2か所に分けられて陳列されていました。
厳重警備のこの樹木を遠巻きにする入場者、長い順番待ちで長い列ができたのです。
今や、栽培種となってるメタセコイア(森林総研にて)
メタセコイアが、(生きた化石)と言われたことは、私は知らなかったのです。
一年あたりの成長が、びっくりするくらい早く、あるお客様の大きな庭で植えられた
メタセコイアが10数年で、結構な大きさになったのをみてびっくりしたことが
あるくらいです。

2004年から19年、今は浜名湖ガーデンパークという名称になっています。
”ジュラシックツリー”も、もはや厳重な警備の方もつかないし、当然見物客の列もありません。
草花と違って、観賞用にはなりにくいですね。いくら、生物の長い歴史を引きずってるとおもっても。割り切れない思いがわいてきます。

ジュラシック・ツリーを思い出せる方、何人いらっしゃるだろう?

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