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ドイツの北部、ザクセン・アンハルト州にある旧東ドイツ領だったカルベ(kalbe milde)

日中とはいえ殆ど、人の気配がしない。人口8000人ほどの街



ベルリンの壁崩壊、東西ドイツ併合から約30年経つけれど、歴史をまだひきずっているような街

独特の静寂感と落ち着きは、建築の素材感に負う所が大きいと思った。

構造とデザインの一体化された構造。漆喰のような外壁のシミの濃淡を汚れととるか、色のグラデーションの美しさと取るか?

石畳のゴツゴツした様子から、予算がかけられていないということは容易にわかるが。


独特の街の雰囲気は、少しずつ消えて行く現代。書割のように保存された地区でなく、今も生活している生きた街並みを見た。

自然の建築材料の圧倒的素材感が作っていると思う。





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