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塗料について(ドイツのミュンヘンのシュバーヴィング地区のフェンス)

ドイツは、塗料先進国だと思う。

外構で使われる、塗料の講習会にて。

外構(エクステリア)で使用される木材の劣化について、森林総研の片岡先生の講習を受けた時のもの。

外構での木材使用での劣化は、①気象劣化②生物劣化に大別されるということである。
この二つの区別をあいまいにすると、本質を見失うことになりそう。
①気象劣化は木の表面が紫外線・風雨により干割れ・変色などがあり、工作物自体の強度を著しく低下させるものではないが、②の生物劣化は木材の腐朽やシロアリの被害で、強度が著しく低下するものだということ。


塗料が塗装で、木材表面にどのくらいの塗膜を形成するか?で、含侵系(オイルステインや木材の木目が見える木材保護塗料など)、半造膜系。造膜系(色が厚くぬられて木目も消える、ペンキなどが代表)これから、造膜系塗料は液体の水分が、木材に浸透しにくくなるので、半造膜系より、含侵系塗料より、生物劣化の確率は低くなるのだけれど、そこで含侵系塗料の生物劣化の抵抗力アップのため、農薬系薬品を合成してできたものが、”木材保護塗料”ということ。
ペンキと木材保護塗料の生物劣化抵抗力を大雑把に同値と考える、木材保護塗料が生物劣化に大いなる働きを持たないのは理解しやすい。
右下の所に、”しかし塗装のみでは生物劣化を充分抑制できないことに注意”とある、この文を見落とすと、よくメンテナンスしたから耐久性がかなり強化されたと、勘違いしてしまう。
ここで、気象劣化は生物劣化の呼び水と書かれてる。最初撥水していた、ハードウッドでも、気象劣化で組織が密でなくなり、水分を吸収しやすくなることも、腐りにつながることを経験した。

しかし、ウッドデッキを洗浄して、塗装したという程度では、生物劣化の進行をネガティブ
に補強した程度で生物劣化の抵抗力をUPさせたり耐久性を強化さすこととは、全く意味が違う。






ネット情報での、メンテナンスは、自分は以前から、単にウッドデッキがきれいになりました・・・・。という作業が、飽きもせず、垂れ流されていることが気になっている。メンテナンスは耐久性強化も図るべき。





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