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国際環境NGO FoE Japanと(財)地球・人間環境フォーラムが作成されたものでした。

引用資料
①世界自然保護基金(WWF)・グローバル200
②世界資源研究所(WRI)・Intact Forest
③コンサーベーション・インターナショナル(CI)/生物多様性ホットスポット
④国際自然保護連合(IUCN)・レッドリスト
⑤ユネスコ(UNESCO)の生物圏保護区
以上の各資料を参照しての図解になっています。

わかりやすい図表でありながらも、根拠となる資料がしっかりしている。

北洋材・南洋材・北米材・欧州材・国産材・その他として(アフリカ材・南米材・ニュージーランド・豪州材・中国材)まで網羅し、樹種別に環境負荷、違法伐採リスク、伐採地での環境負荷リスク、レッドデータブック評価(絶滅危惧リスク)、それに樹種の耐久性区分まである。

ここまでの、データを集めるのに、相当な時間をかけ、現地調査もされていた。現地の人への聞き込みもやられていた。

南洋材の代表格がこのウリンである。一般に南洋材は天然林施業とあるが、熱帯林自体の植生も解明されていないので、システマティックな植林ができにくいと、熱帯林の生態の研究者に伺っている。その上に成長が遅い。
南洋材のなかでは、絶滅危惧リスクが比較的低いと、他の文献では描写されていた。ハードウッドの中では、比較的金額も安いが、産出地による耐久性のバラツキが大きいようだ。
国産材の場合、伐採・加工して消費地に輸送する距離が短いので、移動での燃料の環境負荷は低い。植林であるため、伐採、植林というサイクルが機能していれば、持続する資源としては、井伊のだが。
国産材の大部分を占める。資源量は多い。”水喰い材”で、加圧注入の保存剤もよく浸透するし、後からの保存剤の浸透もいいので、後からも、耐久性を付与するのに適している。

木材利用の、”本当の”ウッドデッキを考えるとき、昨今においては、環境問題や違法伐採について考慮する必要がある。

戦後の造林ですでに伐採期に入っている、国産材(特に杉)の利用は、耐久性を付与する改質でも優れていると思う。



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