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材木名は、かなりあやふや2

昨日の続きであるけれど、米国の輸入材などには、同じ機能を持った材なら、総称としてひっくるめて、名前をつける例がある。

盆休みに見に行った台北市の北投図書館に入って、ベランダを観察したとき。

ベランダやら、外壁、内装などは、台湾ヒノキと聞いていたので嬉しくて見た。

無機的な、たたずまいではなく、周囲の自然公園(温泉地だが)の青葉の緑によく溶け合う木造。


台湾ヒノキは比較的耐久性があると聞いていた。まあ、日本のヒノキと同程度ぐらいではないだろうか?端っこに腐朽が見られる。

一枚替えたのだろう。見た瞬間、保存処理したSYPと思った。


更に近づいて確認してみると、サザン・イエロー・パインだった。

比較的、加圧注入で保存剤が入りやすいと言われていた。チリ、ニュージーランド、オーストラリアで植林されてるラジアータ・パインと双璧をなすぐらいの、入りやすさといわれてたが思ったほどではなかった。

似たような特性をもつ、約7種の米国南部のパインを総称してサザン・イエロー・パインといい、(SYP)とかく。

わたしも、新木場で入荷し始めたころ1バンドル買って、うちの工場で注入してみたが。杉やヒノキほどの耐久性を持つに至らなかった。(米国南部の比較的高低差のない場所で、伐採していると聞いた)。

米国北部と、製材方法が若干違っていた。


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