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ウッドデッキの概念の暗中模索時代

1985年頃は、ウッドデッキという言葉も一般的に通じる時代ではなかったと思う。
単発的に、新進の建築家が建築の一部に取り入れていた位のものだったように思う。
耐久性のある材木加工に踏み出してから、建築から外部使用にシフトし出した。
特に参考文献もないので、上の”新しい遊び場”(アービット・ベンソン著)を、たまたま見だして、想像をかき立てていた。

この本には、子供の遊び場が主体として、海外の子供らの遊び方やら遊具、小屋など広範囲に書かれている。(遊び」と言えば、=子供と思わない。
遊びは、ちょっとした非日常”と考えれば、老若男女すべてに等しく与えられた時間だと言っても良いのでは。
一番最後に、作った遊具である。当時は、遊具そのものが、非常に高く、しかも決まり切ったステレオタイプのものが殆どだったと記憶する。自分の幼年時代の記憶を呼び戻しつつ、こんな小屋があったら良いなあとか、下を一部、杉の半割丸太で囲って、一部に穴を開けて、洞窟にしたりした。幼年時代は、止まったものが、意識の中で動いた気にもなることを思い出したり
考えることが楽しかったのだ。子供らが遊んでくれると、作って良かったなあという
達成感じみたものも出ていた。
現在のウッドデッキも、使われているのを見ると、それは自分の達成感にもなる。


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