LUMIX GX7 mark IIは今も現役の旅行・お散歩カメラ
前置き
カメラは使わねば意味がない、ということはカメラ歴が長い諸氏におかれては重々承知しているはずなのに、しかし様々な理由により使う機会が減少するのは9割(推定)のカメクラ民が経験する。きっと。
それは仕事に忙殺されていたり、被写体が見つからなかったり、飽きたり、あれなんでカメラ好きなんだっけと我に返ったりする訳だが、何よりもカメラを持たなくなるのが機会損失の始まりなんだと主張したい。
じゃあ常にカメラを持っていればいいじゃない、となるが、カメラは基本的に大きく重いのだ。
スマホはポケットに入る大きさにも関わらず多機能で、大勢の人々にとってPCやカメラの代替品となった。
もちろんスマホはそれらの機能を上回っていないが、携帯性の良さによって不動の位置を築いている。
散歩のついでに気になる場所を撮影するのはスマホが最も便利で、等倍で写真を見るならば十分綺麗だ。
写真はスマホで十分、と納得できればカメラを全て売ってしまえるのだろうが、生憎それができないからカメラを持っているのだ。
そして、そう考える人が多いからこそGRのような小型ボディのカメラに需要があるのだろう。
さて私はどうなんだと言うと、
・標準域の焦点距離の画角で日中に撮影するのはスマホでも代用できる
・が、広角や望遠側が足りないこともある上、夜景はスマホ画質に満足できない
・さらに、ボケの大きい写真やダイナミックレンジの広さ、操作性、ファイル管理のしやすさ等、まだまだ納得できないものは多い
といったところ。
したがって、持ち歩きが楽な小型ボディのカメラはまだまだ必要で、今のところその位置にはLUMIX GX7 mark IIが鎮座している。
LUMIX G 20mm F1.7の組合せでコートのポッケに入るんだ
今年の冬、GX7markIIを旅行中にコートのポケットに入れていた。
これなら携帯性はスマホとそう変わらない。
気になったらカメラを取り出し、写真に収める。
旅行先は雪が積もっており、更に道も滑りやすかった。
両手がふさがっていたら階段を登れない程で、そんな状況でもこのカメラは移動の邪魔にならず頼もしい相棒だった。
また、飲食店で取り出しても大仰にならないので、気楽に料理を撮影できる。
7年前のカメラは現代のスマホカメラに負けないのか
「こだわりは分かった。が、Q. 画質は本当にスマホより上なのか?」という疑問が生まれた方もいるかもしれない。
A. スマホ(Pixel 6a)より上です。
勿論被写界深度はスマホの方が深いので失敗しにくいし、スマホ画面で見る分には違いも分かりにくい。
だが、ちゃんと撮影すれば写真の絵作り、レンズ、センサーの能力は何年経とうが覆ることはなく、カメラの方が圧倒的に有利である。
(この程度は各々で実際に確認してもらうしかない)
更に言うと、GX7markIIは3~4年前からレンズキットが相当安く出回っている。
個人的にはスマホ本体のグレードを上げるよりも有意義な買い物だと思っている。
いいカメラだよGX7markII
とまぁ、思いつくまま書いたけどこのカメラは本当に良い。
外見もスペックもちょうどいい。
惜しいのは、GXシリーズがもう出てこないんじゃないかってことくらい。
売れないんだろうな…
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