母校の中学で話した話 台本

これは母校の中学で“卒業生”としてお話をさせてもらった時の台本。長い。

こんにちは。5,6年前にこの学校を卒業した(苗字)です。
私は、この学校にも貼ってあるこの“人権啓発ポスター”について思ったことをお話します。皆さんが応募していた、このポスターコンクールの最優秀賞と、その他受賞作品がいくつか掲載されています。受賞された方、おめでとうございます。まあこういう機会を通していじめについて考えるというのはとても大事な事だと思います。
しかしながら僕はこのポスターが気に入らない。
最優秀賞、「傍観者だっていじめと同じです」と書いています。これはもう間違いですね。
他にも、
「まだするの 気づいているのに 見ないふり」
「君もだよ 見ているだけも そっち側」
そんな訳ないです。
“子供が自分なりに考えて書いた作品に文句をつけるな”“こういうものに正解は無い”と言われますが、それは間違いです。このポスターの中で
「かんがえて じぶんのことばに せきにんを」
「見逃さず 早く摘み取る いじめの芽」
これだけが正解です。
傍観者だっていじめと同じな訳が無いですからね。
この中にこの作品の作者がいる中で批判するのもあれなんですが、どういうつもりで書いたのかが非常に気になります。もちろんこの作品を最優秀賞に選んだ大阪市も問題ですが、傍観者にも責任を擦り付ける中学生がいて、それが1番肯定されているということが非常に問題です。
では何が“正解”か、簡単です。
「いじめるやつが、唯一悪い」と書けば良いんです。
第三者ばっかり叩いて、いじめている本人には、全く響かない。むしろ言い訳の材料を作っている。傍観者を動かすより、普通に本人を叩いた方が良い。そらいじめも無くならんわなと思いました。次回からは是非、第一者にフォーカスを当ててポスターを作って下さい。よろしくお願いします。

酒飲みながら書いた。
しかも酒飲んでから行った。

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