ハンドルネームを決めた


はじめに

ハンドルネーム一つ決めるのにアレコレ悩んだ。という話です。
自分にとってのハンドルネームの嗜好を書いています。が、当然のことながらこれは自分の名前だからであって、他のnoter の皆さんのHNについてトヤカク言っているわけではなく、あくまで人は人いろんな名前があって良いもの、というのは根底にあると思って読み勧めていただければと。

すごく悩んだ

ハンドルネームを決めるにあたって非常に悩んだ。というのも、このブログを使ってリアル世界の自分を売り出したいわけではないので、なんらか仮の名前を名乗る必要がある。他の人との区別をしてもらうための記号としてのハンドルネームが必要である。

当然、ハンドルネームは電脳空間の中での自分のアイデンティティになるものなので、「こんなの記号だからなんでもいいっしょ。だからテキトーに『ああああ』とか『abcd』とかとで事足りるっしょ。」とも振り切れなかった。やはり「名前」である以上、それなりに愛着がもてそうな代物にする必要がある。というかモチベーションの維持のうえでも重要であろうことは想像に難くない。(すでに↑の名前でやっている方をディスる目的ではないです。あくまで個人の嗜好としての話です)

愛着の持ちやすいものといえば、好きな小説やアニメやゲームのキャラクターとか、尊敬する歴史上の人物とかとか、そういった方々から借りてくることもアイディアとしてはありだと思う。がこれには抵抗があった。
つまり、このブログを通じて電脳の世界で「既存の誰か」になりきりたいわけではない。逆に「既存の誰か」の名前を拝借することでその誰かのイメージを背負わなくちゃいけないというのは重荷というか、自分のやりたいことではないからだ。
※「初音ミクの徒然日記」とか、「徳川家康の子育て奮闘記」とか、読んでみたい気もするが、自分がこれを提供できるとは到底思えない。というかやりたいことと乖離が大きい。。

「ブログ ハンドルネーム」でGoogle 先生に尋ねると、「SEOを考えましょう」とかそっち方面の話もちらりほらりと出てくる。要は「名前欄も広告欄です」的な考え方だと理解している。当然、noteをやっている以上、収益は副産物的に得られるとそれは嬉しいのだが、あくまでそれは副産物としたい。自分の名前くらいは自分で好きに決めて、コンテンツはそっちに注力していくのだっていいだろう。(これも同上、あくまで個人の嗜好です。くどいので以下略)

以上のことから結局のところ、自ら生み出したハンドルネームこそふさわしいのだろう。という結論にいたるのだが、これもなかなかにハードルが高い。
選択の自由度が高すぎるうえに、ぶっちゃけてしまえばハンドルネームは本来的に何でも良いわけだから真剣に考えるモチベーションも維持しづらい。※本音を書いてしまえば、この投稿自体すべてスキップして、本来書きたい記事を書きたい気持ちがある。(今日も娘は可愛かった。記録に残したい。)ただ、今後の活動において自分が納得感を持ってこのハンドルネームを使っていけるように、いつか振り返るためにも文字に残しておくことが必要だと信じているので、半ば義務的に書いている。

まとめると、ぼくの求めるハンドルネームの条件は下記だった。
・本名やそれに紐づかないこと
・アニメやゲームや小説の登場人物に紐付かないこと
・実在する/した人物の名前でないこと
・「名前欄も広告欄」的な感じでないこと
この条件を満たす名前を、あんまり高くないモチベーションの中決めないと、納得感をもって次のステップに進めない。ブログ開設というものは大変だ。

毎回悩んでいることだった

今回再発見したことが一つ。
ぼくは今回だけでなく、過去にも同様のことですごく悩んでいたことがあるということだ。
中学生の頃流行っていたネットゲームがあり、それに参加したかったときのこと。(いわゆるMMORPGのハシりで、大人数がネットに同時接続してほぼリアルタイムでモンスターを倒したり、アイテムを集めたり、戦争をしたりするものだ)クラスの仲の良い友達に誘われて始めたものの、キャラクター作成の一番最初の段階でクリックする手が止まった。「名前どうしよう」。

今でこそ「厨ニ」という言葉は一定程度市民権を得ているが、当時はまさに「厨ニ」が定義付けられるかどうか、の時代。「なんかスベってるオリジナル風な名前」というのが今で言う「厨ニ」っぽさに対する当時の評価だと思う。本来的には他者にとってはHNは記号でしかないのに、妙に周りの評価を気にしてしまって決定力に欠ける自分がいた。

一緒にやっている仲間たちの名前はなんだかかっこよく見えるのだが、自分のつける名前はなんともしっくりこない。クラスメイトの名前をもじってみたり、いわゆる「厨ニ」っぽい名前をつけてみたり、とキャラクターを何度も作り直した。キャラクターを作り直して、仲間に「〇〇です。名前つけ直しました。」という度に、「自分は自分の名前も満足に決めきれない半端者です」と白状しているような、情けない気持ちになった。

最終的には兄の部屋にあった洋楽のCDアルバム曲目を見て、それっぽい名前を選んでつけたところ字面がしっくり来た。以降ネットではその曲名をよく使うことにした。(後日その楽曲を聞き、その曲は別に自分の好みではない曲であることが発覚し、なんだかがっかりしたのはよく覚えている。)

我ながらややこしいヤツだなぁ、と思う一方、皆さんどうやって決めているのでしょうね。。と午後を悶々として過ごした。

前置きが長くなりましたが

唐突感があるかもしれないが、結局のところ「とろろそば」という名前で投稿を続けていくことにした。

この名前の良いところは
・本名から取っているわけではないことが明らかであること
・SEO的なところに(おそらく)無縁であろうこと
・ぼくはとろろそばを発明した人ではないが、ぼくがとろろそばが好きであることは紛れのない事実であること
・20年くらい好きな食べ物なので、この先もそうそう変える必要がないであろうこと
なので、今回提起した問題に対して一定程度の回答ができていることから気に入っている。

トップ画像どうすんの?どこの店のとろろそば使うの?
とか、今後色々と課題が派生するのだと思うけれども、一旦そこは棚上げして先に進むことにする。結果としてぼくのnoteがごった煮的になってしまったら、それはそれで仕方がない。一つ一つの要素に納得感をもって決めていって、結果としてそれがごった煮的になるのであれば、ぼくという人間がごった煮的な(良い意味で)人間だった、という帰結するのだろうなと前向きに捉えることにする。

未解決問題が一つ解決した気がしていて、とても嬉しい。

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とろろそば
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