シューク

飲食店で人数分の水を持ってきてくれる人です。 もうすぐ22歳。

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最近の記事

絶望公園 (えっしぇい#3)

 果てしなく打ちのめされた時、心が咽せ返る時、未曾有の不安を「絶望」という言葉に当てはめて安堵したい時、私はこの場所を訪れる。いつしか「絶望公園」と呼ぶようになっていたこの平地は、いつも無表情で出迎えてくれる。  ある時、たいして滅入ってもないのに「絶望公園」に顔を出した。愛着か誰かが私をここに呼び出したのだろうか。特に用もなくスマホを撫でていると、無印のビーズクッションにいちいち腰掛けていそうな2人組が話しかけてきた。「これって知ってます?」-俗にいう宗教勧誘だ。間接的に

    • 年齢確認 (えっしぇい#2)

      初めて年齢確認をされた。「寝つきの悪さが治るなら」とつい最近お酒を買い始めたのだから、その対応はどこか辿々しい。余計に訝る店員。あいにく財布を携帯しておらず、年齢を証明できるものはなかった。ここで諦めてもよかったが、「ほらな、未成年だろ」と勝ち誇った顔をする店員が鼻についたので、家に身分証を取りに帰った。普段より少し遠い、歩いて10分ほどかかる店を2往復してまでも、その店員との星取表に黒星をつけたくなかった。レジ前に帰還し、形ばかりの「すみません、お手数お掛けして」を添え、早

      • ヒューマナイズ (えっしぇい#1)

        太体の音楽制作ソフトには「ヒューマナイズ」とい機能がある。打ち込みの平坦な音に人間味を加えるために、わざとタイミングをづらしたりする機能だ。人間の特徴を「不完全」で再現されるのはいささか悔しくもあるが、同時に妙な温かかさも感じる。ChatGTPに「ヒューマナイズ」機能があったら便利そぅだ。レポートを適度にミスりながら書いてくれる。こんな貝合に。

        • 入浴剤4つ混ぜて"アルティメットバス"作ろうぜ!

           とんとご無沙汰、シュークです。ボードゲームの大会に出たり、バンドを始めたり、マラソンで生死を彷徨ったり…怒涛の2ヶ月間を過ごしていたら記事が滞ってしまっていました!  タイトルにある通り、現在私に「空前絶後の入浴剤ブーム」が来てます。元々お風呂が好きだったので、この出会いは必然だったのかもしれない。それなりに忙しい日々に癒しを求めていたのと、コレクター癖を刺激されたのがハマった要因かなと勝手に自己分析。金と時間を奪われた限界コレクターは消費財を集め出すのだ。 本題に

        絶望公園 (えっしぇい#3)

          宇宙船で横のクルーが呟いてたら絶望する一言ランキングTOP3

          好奇心と現実逃避を1:1で配合するとnoteを書く気になれるみたい。昨日とは毛色を変えて、妄想の世界にみんなを誘おうかと思う。 突然だけど、最近宇宙欲が目覚ましい。仲のいいコミュティでひたすら新田零次の「悪りぃ南波…砂漠に携帯落としちまった…」をスパムしているくらいに。 そもそもこんなセリフあったか?(笑) 元々宇宙に対してぼんやりとした憧れはあった。自分が文系に進む唯一のネガ要素を「宇宙飛行士になれない」だけだと思ってたくらいには。だから時折宇宙船のクルーになる妄想に

          宇宙船で横のクルーが呟いてたら絶望する一言ランキングTOP3

          つけ麺イップスにご注意を

          取るに足らないマイルールってあるよね。俺の場合それは「1週間にマックは2回まで」っていうポリシーだった。だから昨日はマックを通過して、何か久しく食ってないものを胃袋に入れようって気になってた。 それが、全ての始まりだった。3ヶ月に一回も行かないつけ麺屋。よっ友みたいな暖簾をくぐって、慣れない手つきで食券を渡した。ボーッとすること15分、待ち望んだつけ麺は金色に輝いてた。橋と麺が交差した瞬間に、ある思考がよぎった。 あれ?これってどうやって食うんだっけ… みんなつけ麺を食

          つけ麺イップスにご注意を