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環境を整える〜大人も生徒も〜

夏休み、1週目が終わりましたね。
この休み期間にぜひともやりたい仕事がありました。
それが、準備室の大掃除!!


ホコリとゴミ・不用品だらけの準備室

学校の準備室には、各教科の教材(本校は4教科まとめて一部屋…)や業者から購入した配布プリントなどたくさんの物が保管されています。
複数の先生が出入りする場所でもあり、定期的に整理整頓し正しく管理をしないとすぐにゴミの山になってしまいます。
本校の準備室がまさにそうでした…。
段ボールの空箱、誰のものか分からない私物、何年も使われていない古い教材、いつ掃除したか分からない大きなホコリ…。
4月赴任したときにはびっくりしました。
この状況はなんとしてでも改善せねば。
欲しい教材まですぐにたどり着けません。
環境が荒れていれば、心も荒みます。
第一、普段生徒に整理整頓を呼びかけている教師がこれではいけません!

幸いにも、私と同じように思っていた仲間が見つかり、何時間もかけて使わない教材の処分、段ボールの解体、壊れた椅子の取り替え、拭き掃除に掃き掃除を行いました。
準備室は見違えるように美しくきれいになりました。
社会科でいうと、地図の掛図を処分しました。
長い棒を使って、天井からぶら下げるあの大きい地図です。
かつてはよく用いられていた定番の教材ですが、今はタブレットの普及もありほとんど授業では使わなくなりました。
昭和時代に購入されたものもあり!今後も使わないだろうということで思い切って処分です。
VHSの映像教材もたんまり保管されていましたが、これも処分。
もう見る手段もありません。
かつては重いビデオデッキを教室まで運んで見ていたものが、今やインターネット配信でほとんど事足りています。
便利な世の中になったものですね。

職員室のデスク周りの整理整頓も常に心がけています。
ペーパーレス化が推奨されている中で、本校ではその意識もまばらなところがあり、まだまだ紙媒体も多い印象です。
自分に関係のない書類は目を通したら即処分、もしくはスキャンしてデータ保存するようにしています。

教室の環境整備もとても大事

初任のころ、先輩の先生から教室が汚れていると生徒の落ち着きがなくなると教わったことから、教室の環境整備には細心の注意を払っています。
担任だけがせっせと掃除して片付けて、という状態ではなく、生徒が当たり前のように教室をきれいに保ちたくなるような仕組みづくりをとっています。
特に教室の環境整備で私が許せないのが、
・縦横がそろっていない生徒机
・ぐしゃぐしゃで統制されていない置き勉教材
・給食時の汚れがそのまま残った床
・黒ずんで臭そうな雑巾
・薄汚れた黒板
・散らかった教室備品(文房具など)
・短く使えないのに放置されたチョークの山
・TV台付近でぐしゃぐしゃに絡まったコード類
・風でめくれる掲示物
などなど…
勿論担任一人で教室全体を管理しきることは難しいので、4月当初の組織づくりの段階から、生徒に任せられる仕事はお願いしています。
そして、割り当てた仕事は確実に取り組ませています。
言われなくてもできるようになるまで、確実に声掛けをし続けます。
細かく割り当てても、うっかり忘れをそのままにしておけば、いずれ生徒は自分の仕事がなんだったかすら忘れ、教室が整っていないことに嫌悪感を抱かなくなります。
環境を整えることが、学校生活において重要であることを生徒にもしっかり定着させます。

とまぁ、生徒相手だったらなんとか環境は保たれるのですが、
職員室や準備室など大人相手だとなかなか難しいです(^_^;)
この夏休みは、せめて自分の関わる部分だけでも整えていこうと思います。

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