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塩澤幸登短編小説集

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まだ、二十代の若いころに書いた、発表する機会のなかった小説を、ひとつにまとめてみました。
それぞれ、表現方法もテーマも小説としての構成も違いますが、自分が若かったころ、どんなことを考え、な…
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2020年10月の記事一覧

小説 『オイディプス王の町』

削られ、きめ細かく磨き上げられた、なめらかな大理石の表面が、雨風に晒されて、ざらざらにな…

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塩澤幸登
4年前

小説 『酒場にて〜再会〜』

「しばらくね、うふふ」 「なんだ、いたのか」 「もどってきたのよ、あなたは元気そうね」 「…

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塩澤幸登
4年前
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小説 『岬にて〜くちづけ〜』

八月の日の光が、この小さな入り江、めぐりあいにふさわしい明るい海に満ちあふれ、膚に熱く、…

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塩澤幸登
4年前
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小説 『ある夜のTarzan』

タアザンは夜道を歩いていた。月光がジャングルの獣道を照らしていた。熱帯の植物たちは、高湿…

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塩澤幸登
4年前
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小説 『碑文─エピタフ─』

熱風がラシアの砂漠へと吹きぬけてゆく。雨はふらない。褐色ににごった雨が、カイコスの谷間を…

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塩澤幸登
4年前
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