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小説『廃市〜望郷篇〜』

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ある日、突然、しがない一人暮らしの中年男のところに届いた、山岳地方の高原リゾートからのパーティへの招待状。そこには数年前に失踪した妻の書いた「ぜひおいで下さい。お会い出来るのを楽…
この作品は、20年前の執筆。某幻〇舎の編集者の依頼で執筆したものなのだが、途中、シオザワが勤め先を…
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#旅する日本語

第三章 選択〜普通の町で〜

その町の駅前はロータリーになっていて、市内を走り回るバスの停留所やタクシー乗り場があり、…

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