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フードの給餌量は少ない方が良い理由

前回の最後に予告めいたことを書いてしまったので、今回は犬や猫耳フードを与える際の量についてお話ししたいと思います。

これは人間にも当てはまることですが、少量で栄養を取れるフードの方が良いことは多いです。

少ない量でしっかりと栄養が取れると言う事は、消化吸収率が高いフードとういうことですから、消化にかかるエネルギーが少なく済むし、消化器官への負担も少ないと言うことです。
ちなみにこの消化吸収率ですが、仮に数字で表して5%の差があったとすると正味10%の差と考えたほうがいいかもしれないです。

消化吸収率の差は倍と考えたほうが良い

例えば消化吸収率が90%のフードAと80%のフードBがあったとします。

それぞれを食べたとすれば吸収される分の差は確かに10%ですが、問題は吸収されなかったフードの残りです。

消化されない分は消えて無くなるわけではないので、Aなら10%の無駄を発酵や分解、濾過して排泄する必要があるんです。

無駄が多くなれば、それだけ肝臓や腎臓が処理しなければなりません。

例えれば過剰包装の食事のようなもので、箱に入っていて個包装になっているとしたら、数が多いほど分別して捨てる手間は増えるというわけです。

器まで食べられるものであればそんな手間はありませんから、処理に時間も労力も掛かりませんよね。

フードの消化吸収率はパッケージなどに表示されていませんからなかなか分かりづらいですが、こればかりはフードとのマッチングや個体差で変わるので、与えてみての結果で確認するしかないです。

便の状態からわかることは多いですが、量にも着目してみてはいかがでしょう。


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