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North road bar : Road bike . 02

さて さて...

今回は、数年間にわたりボクが実際に乗ってきた印象から
ノースロードバー:ロードバイクについて詳しく解説したいと思います。
乗ってみるのが一番なんですけどね。

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乗車したときのインプレッションを言葉で表現すると
普段はラクな姿勢でゆる〜く走って、必要な時は思いのまま加速が可能。
そんな感じです。

まず最初にその特徴を箇条書きで...

● 上体を起こした姿勢による、快適な走行。
● 視界が開け、安全・快適。
● 維持される、軽量感と加速性。
● 競争の競技、高速巡航は、完全に終了。
● 無駄な闘争心からの解放。

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カラダを壊したことが出発点になっていることをお忘れなく。
そして本題 ...

換装による、メリット & デメリット

メリットは細かくも多い、デメリットは大きく1点に集約されます。
とはいえ、それは紛れもない等価交換。
新しい価値基準の、別の自転車として生まれ変わるのです。


▼メリットとしては...
上半身を起こしたラクな姿勢は快適そのもの、同時に視界も大きく広がりますから精神的にも肉体的にもストレスが掛かりにくいのです。フラットバーとは異なり手首の向きが自然な角度になります。グリップの握る位置をずらすだけで上半身を前後に移動できますから、その範囲内でポジションの調節が可能です。


▼デメリットとしては...
脚力を爆発させるために体を固定させたり、自転車の制動をコントロールするために押さえ込んだり、ドロップバーのように上半身で抱え込むように力を込めて腕力を行使することができないのです。ひたすら最速を勝ち取るための自転車、ロードバイクにとってこれは致命的ともいえる境遇かもしれません。


利点、欠点、
この2つを踏まえたうえで、以下の項目を読んでいただけると幸いです。
長年にわたり楽しんできたボクが
明確に感じているノースロードバー:ロードバイクの魅力について
いくつかの客観的な懸念材料を払拭するようなスタイルで
書き連ねていきます。


物を大切にするココロ...
自分の慣れ親しんできた自転車をベースにしますから、特性や限界などを理解しやすいのです。当然ながら1台を丸ごと新しく購入することに比べると圧倒的にコストは掛かりません。もしも屋内で眠らせているロードバイクがあるのなら、新しくクロスバイクなどに手を出すべきではないのです。

後輪荷重について...
サドルと比べハンドルが30mmほど高いセッティングがお勧めですが、同じ高さですと初心者向けロードバイクと大差ないポジションとなります。ジャストサイズのホリゾンタル・フレームとスレッドステムを使用するとサドルより高くすることすら難しく、平均的な体形であれば問題ないでしょう。

特別な加速感...
リアセンターを詰める、かつて自転車乗りたちが使っていた慣用句でしょうか。極限までチェーンステイを詰めてきたのがロードバイクの歴史、これは加速性能に直結します。後輪荷重が少なくなると爆発的な加速性能は得られません。ロードバイクから最初に受けた衝撃って、この加速感ですよね?

ヒザがハンドルに...
接触しません。今まで装着していたステムを使用することが前提です。ハンドルを Nitto b302aa に限定することの重要性。前に大きくせり出してから手前にくる形状ですからステムと同じ程度の位置になります。このハンドルは仏式プロムナードではありません、英国式のノースロードバーなのです!

フラットバーだと...
姿勢の改善されないフラットバーは迷わず却下。直線や若干曲げられた程度のハンドルでは問題点があります。握ったとき手首の角度に無理があるのと同時に、走行中のポジション調整が殆どできません。視覚的にも、進行を妨げるような停止ラインが先頭の位置に存在するというのは難点があります。

*  N. R. B. R. B. * 
ピクトグラムはパースで歪まぬよう俯瞰撮影した画像を illustrator のベジェ曲線にて正確に描きおこしたものです。確かにプロムナードバーではヒザとの接触もあり得るでしょう、5cm 以上も手前なのですから。手首の角度については、自然に腕を前に出してみればご理解いただけるのではないでしょうか。

ドロップとの意外な類似点
アナトミック型のドロップバーとエルゴレバーの組み合わせは、リーチを利用して上体を 10 cm ほど並行移動できました。あれには長距離走行で随分と助けられたと思います。ノースロードバーの場合も同様でグリップ上を無段階で移動してポジションに変化がつけられるのです。
※ 赤と青のトランスルーセント画像をご参照ください。

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頑張って、わかりやすく書いたつもりですが...
どうでしょ?
さらに追加しておきますね。


競争からの解放...
おそらくロードバイクに乗られている方々は、知らない他人から勝負を挑まれた経験が多々あると思います。ロードバイクならまだしも、相手がMTBだったりするともはや語る言葉すらございません。ノースロードバーに換装すると不思議なことにコレがなくなり、平穏な走行が可能になるでしょう。

ロードである必然性...

超高性能、超軽量、超加速 それら全てを備え持っているロードバイク以外、これほどの高次元で、のんびりとした走行が可能とは思えません。何故ならこの自転車はペダルを軽くひと踏みするだけで驚くほどの距離を進んで行くのです。限界までスピードを出さなくたって十分に楽しめますよね。

存在理由...
レースやツーリング、はたまたポタリングなど、自転車って何かを行うための道具でしょうか。ノースロードバー:ロードバイクは副次的な目的を持たない存在のような気がするのです。言うなれば、自転車を楽しむための自転車...。おそらくそれ以外の何物でもありません、それで構わないのです。


っと、以上です。


乗馬をすることに乗馬をする以外の目的なんて、
他に何かあるでしょうか?

それは自転車散歩ですらないのです。
只々、楽しく走る、
純粋な自転車の楽しみ方です。
それでも言葉が必要なら、それは 自由を楽しむ自転車 に他なりません。
ボクはそこに輝く大きな価値を見出しました。

皆さまなら、どう楽しむでしょう?
カラダを酷使することで、多くの他人や自分にさえ勝利する...
もう、そのための道具などではないのです。

新たな価値基準、
それは自分で見つける他ありません。

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長くなりましたので
  今回はこの辺りで終了させていただきます。
  そして、最初の紹介用テキスト記事シリーズは、次回で最終回を迎えます。
  貴重なチラリ画像だってあるかも。
  でわでわ。
  

* N o r t h r o a d b a r : R o a d b i k e * v e r . 0 2
も う 少 し 遠 く へ  ...
換装による、メリット & デメリット
そして 自由を楽しむ自転車 などという怪しいパワーワードも登場。
以上の内容でした。
最終回は、● このハンドルを使用するに至った経緯  他です。 お楽しみに。

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