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邯鄲の夢 諸行無常

邯鄲の夢、諸行無常

だから、良いと思う。

名前や業績は残るが、当人、肉体は消え、魂が無数の光る点のように宇宙に放たれて、次の世界に。

どんな素晴らしいことをしても、それをした人、それに感動したり、称賛した人はいずれ死に忘れる。
どんなクソみたいなことをした人も、それを怒り、批判した人もいずれ死に忘れる。

ビリー・アイリッシュが言っていたように、仏の道や思想家が言っていたように、全て死に、忘れる。

これって素晴らしいことだと思う。

今は仮の宿。

だから、執着は無用。

見る者、訪れる者を感動させ、瞑想や内観に誘ったり、思索にいざなう、神社仏閣もそれを作った偉い人や僧侶より、彼らの意志を引き継いだ弟子、市井の人々の想いが古い神社仏閣を支えている。

自分は素晴らしい神社仏閣を眺める時、自分も含めたそんな無名の無心の願い。

無数の弟子達や市井の人の願いや想いに感動する。

素晴らしいのは死にゆく人達の自然や神社仏閣、教えへの純粋な想い。

それは死を重ねても、彼らが無に帰しても、脈々と繋がっていく。

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