見出し画像

恋愛における女性脳、男性脳。

性別的な男女とは関係なく、脳科学的な女性脳、男性脳というものを私は結構信じている。

女性脳が強い人は空間を立体的に捉えて、様々な考えを縦横無尽に展開する。
今、目の前のことだけでなく、過去未来現在すべてが思考の中に入り混じっていて
例えばそれは、仕事をしながら、雨が降りそうな天気に自分の帰宅時間における雨模様を憂いたり、
傘を持って出かけなかったパートナーに対して憂慮したり、明日の洗濯をどうするか…
はたまた、そんなことに紐づけてついでに何故か思い出した、冷蔵庫の黒いバナナの話まで憂いたりする。

対して男性脳は平面的な捉え方をする。
今目の前の仕事、今目の前にいる人のことを考え、空間や時間や共に居る人が変われば、今まで考えてたことがフワッと消えてなくなる。
例えばそれは、どんなに愛するパートナーがいても、目の前に超絶好みの同性異性が居たら、脳内はその人のことでいっぱいになるし
どんなに愛するパートナーがいても、仕事がものすごい忙しい時は、仕事中にパートナーのことをふと思い浮かべて、ふふ、となることなんてない。

多少、というかかなり、主観と皮肉を混ぜて男性脳を描写してしまったのは、私がめちゃめちゃ女性脳の持ち主だから。

最近忙しくて寝る前ちょっこししか構ってくれない彼氏くんに
いつもの女性脳のまま「なんでこの人は仕事中にふと私に返事をしたりしてくれないのかな」なんてことを考えてしまうから。

そんなうじうじを隠しきれずに、彼氏くんに少しぶつけてしまった。
この前別れてしまった元彼さんにも、同じようなことをして別れを呼び寄せてしまったのに…人間、この年になるとなかなか変われない。

普通働き詰めで疲れ切ってるときにそんな感情爆弾を投げ掛けられたら嫌になるものだけど、
彼氏くんはただ困ったように
「ごめんね、でも君と同じような愛情表現をしないだけで、愛情のレベルが違うとかそういうことじゃないんだよ」と言ってきた。

やってしまった以上遅いのだけど、すごくハッとした。

そうなのだ。
私はたまたま一際女性脳が強い女性で、彼はたまたま一際男性脳が強い男性なのだ。
私の脳みそは、「どんな時も思い出して言葉にして態度に表して愛情表現をしてくれること」を愛情と認識するけど(文字にすると更に分かってしまう面倒くささ&恐ろしさ…)
彼の脳みそは、「仕事終わりにオフモードになった時に一番最初に思い出すもの」が愛情の対象と認識するのだ。

だから私はちゃんと愛されてる。

自分と同じような形で投げかけられる愛情だけ受け止めるなんて、ほとんどの場合しんどくなっちゃう。ちゃんと彼の愛情の形はどんなんだっけな、と思い出せたら、楽になる。

つくづく、恋愛が1番学びが深く、自分を成長させてくれるなあ、と実感した。

明日も私は私なりの愛情表現をしよう。朝起きてスムージーを作りながら彼の朝ごはんを憂い、お昼休みにコーヒーを買いに行っては彼とお散歩したいなあと思い、帰宅途中に見つけた美味しそうなカフェの写真を彼に送るのだ。

そして彼は彼なりの愛情表現として、終電で帰る電車の中で、帰ったら5分だけ電話しよう、と言ってくれる。

なんだかんだ言って幸せものだな、と思う。
明日も頑張って、甘やかされて寝よう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?