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東野圭吾 『超・殺人事件』を読みました

初めまして、ロキといいます。
普段は法務事務所で仕事をしながら、資格の勉強や作曲、ボードゲーム、謎解き、マーダーミステリー等々…
嗜好に偏りのあるものの多趣味に生きています。

最近は小説を読むことも増えてきました。
今回読んだのはミステリー作家、東野圭吾さんの少し古い作品『超・殺人事件』です。
この本は短編集で作家のブラックユーモアが詰まった8つの話が入っています。

まず、この作品はミステリーかというとそうではないと思います。
どちらかといえばコメディといいますか、SFっぽい要素が含まれていました。

他の方のレビューを見ると「東野圭吾の作品っぽくはない」というようなレビューと、「こういう作品を書くこともできる」というレビューの賛否両方がありました。

話の中でもあったのですが、どんな作品というよりかは誰が書いたかというような作家のブランド力というものと、その作家はこういった作品を書いた方がいいとい賛否の否を感じました。
私は作家というよりかは作品を大事にしたいので、そういう意味ではとても面白くみなさんにお勧めしたいと思う作品でした。
(既に周りの何人かにはお勧めをしてよんでいただきました)

8つの話の中で面白かったものは4本目の「超高齢化社会殺人事件」。

編集者は、担当している小説家から連載中の原稿を受け取る。しかしその小説家は今年で九十歳になる為、小説の内容は酷いものだった。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/超・殺人事件

wikipediaにも載っている通りの導入で、世界のミステリー小説業界が高齢化社会のために、物語を書く小説家が高齢になり編集者に原稿を渡す打ち合わせの話です。

高齢になり物忘れが多くなってしまっているのでその原稿では、同じ人が2回死んだり、被害者Aのアリバイの証明にAが話していたりなど、ミステリー小説としてはありえないことが起こります。
それを編集者が修正していくというような話です。
実際にはありえないとわかってはいるのでSF作品の星新一の様な感じで読めました。

一応ネタバレはしないようには書いたので、続きが気になる方は、ぜひ書店等で見かけたら読んでみてください。

これ以外のざっとしたあらすじもwikipediaには載っていましたのでリンクを貼っておきます。


またこういう形で小説の感想文書いていこうと思いますが、
ミステリー系が多いとどうしてもネタバレになるのであまり深くはかけないですね。

次の記事までしばしお待ちを・・・

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