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#2 私服のテンプレート化にむけて「服が、めんどい いい服ダメな服を1秒で決める」

服を選ぶのがめんどくさい。
流行りの服がカッコよくて買ったものの着ると何か違う…。
年齢を重ねるにつれて昔の服が着れなくなった。

世間一般的に見てファッションに関する悩みは
尽きないものとされています。
そんな悩みをコスパよくセンスのショートカットをするための本を見つけましたので記事にまとめました。
筆者の意見と違う部分もありますが、お許しください。

初めましてロキです。
普段は法務事務所で仕事をしながら、資格の勉強や作曲、ボードゲーム、謎解き、マーダーミステリー等々…
嗜好に偏りのあるものの多趣味に生きています。

今回はスタイリストである大山旬さんの「服が、めんどい」を読みましたので感想を書いていきたいと思います。
大山旬さんは株式会社SO stylingの代表取締役をしており、一般人を対象に3,000名以上のファッション改善、経営者等を対象にスタイリングアドバイスをされています。
また、日本最大のファッション学習サイト「メンズファッションスクール」を主宰し、大人の男性に向けてファッションの基本をわかりやすく解説されております。

私もこの本を読んで服の選び方を見直しました。
大事そうなところやポイントを簡単にまとめますので、今回もよろしくお願いします。

余計なことはしない

服選びでの注意事項は一つだけ、それは余計なことをしないこと。
本書の冒頭からデカデカと書かれたこの言葉こそが服を選ぶ際に必要になる真実とのことです。
おしゃれだと持って手に取る服はおそらくダサい服。
お店で見つけて買ったおしゃれな服は実際に家で着てみると、想像していたのとは違い失敗したことに気づく。
その現実味がないことに対してたくさんの時間とお金をかけてしまう。
そうやって服のことがめんどくさくなってしまう男性が多いとのことです。

その考えを一旦初期化しましょう。

じつは、大人の男性に似合う服は限られています。
無意識におしゃれだと思い手に取る服は大体がダサいもの、大人になるにつれて「イタい」「残念」だと思われてしまうようなものばかりです。
若いアイドルが着ていて映えるような奇抜なファッションは、若いからこそ着れているもの。
これを30代を越えて着ていると見るに堪えなくなってしまうと思います。

余計なことはしない。
変な柄、色を選ばない。

普通にしていることがおしゃれのセンスのショートカットだと筆者は言っています。
学校では教えてくれないようなおしゃれの方法をこの本は教えてくれました。

私服をユニフォーム化する

本書は週に1、2回しか着ない私服はユニフォーム化すべき、と言っています。
いつも同じシャツ、同じジーンズ、同じジーンズを着用しているアップルの創業者、スティーブ・ジョブズのこの考え方は有名です。
スティーブ・ジョブズを見てセンスがないと感じる人は多くはないと思います。
よく見慣れたあのシンプルな服装でもセンスがないとはならないのです。
またいつも同じ服装を着ているのは無頓着だからというわけでもありません。
あの服装こそがスティーブ・ジョブズが考えるベストなユニフォームだということです。

「服がめんどい」と感じるのであれば、ベストなユニフォームを探し出し、同じものを着回すというだけで煩わしさから脱するかもしれません。
その一着がこの本で伝えてくれるような「いい服」であれば、無頓着に見えたり、センスが崩壊しているようなことは起きないと思います。

この記事では一例として書かせていただきますが、詳しく知りたい、他のアイテムの選び方も教えて欲しいのであれば、紹介した本を手にとって読んでいただければ幸いです。

「いい服」の選び方

次はそれぞれの服のいい選び方をまとめます。
本書ではシャツやアウターだけではなく、スニーカーや時計等のアイテムについても載せてくれています。
この本の面白いところでもあるのが、その服を着た時のモデルが動物の顔であること。
ボーダーシャツやスキニーパンツを虎、鳥が着ていると思うとすごく面白いですよね。
これに関して筆者は誰でも似合うのであれば動物が来ても似合うと言っていました。

それではそれぞれの服の選び方を簡単にまとめていきます。

ジャケット

ジャケットはオーソドックスな2つボタンでネイビーを選ぶといいとのこと。
サイズ選びも重要でジャストサイズのものを選ぶようにしよう。
買う場所に関しても明示してくれています。
インナー等に比べてアウターは主役級のアイテムなので少し背伸びして買い揃えるようにとのこと。
「ナノ・ユニバース」「ユナイテッドアローズ」あたりならコスパも良く着心地が良く感じられる。
またダメなジャケットは7部袖や折り返して着るデザインのもの、チェック柄が見えるものは子供っぽく見えるためNGとのこと。

シャツ

デザインはとことんシンプルな白のコットン素材とのこと。
襟の形はボタンダウンかレギュラーカラー。
1年を通して使えるため上質なものをそろえるといいとのこと。
ユニクロでも上質なものを揃えれるが、価格帯を上げるなら「グリーンレーベル」「エディフェス」あたりがおすすめとのこと。
逆に装飾が入ったり、ボタンや糸が黒かったり、ブランドのワッペンが入っているものは避けよう。

ストライプシャツ

ストライプの幅は3〜5ミリ程度のものを選ぶ。
色はホワイトにブルーラインのものがおすすめとのこと。
ダメな服に関しては、異性からの印象が悪くなる高い襟や黒いボタン。柄が複雑なものは合わせるのが難しいため避けるのが無難。

チェスターコート

デザインは退屈すぎるくらいシンプルなものを基準に、ネイビーかグレーがおすすめ。
緩すぎずキツすぎず、着ていて違和感のないサイズのものを選ぶこと。
ユニクロは素材が上質でシルエットも美しく見えるため値段を考えるとコスパは最強とのこと。
着丈の短いダッフルコートはごちゃついているボタン周りが子供っぽく見えるためNG。

Tシャツ

余計なデザインは一切なし。
白かネイビーで統一。ネイビーであればキレイめに見えて着痩せ効果もあるとのこと。
こちらは適度にゆとりがあるものを着るのがおすすめ。
Vネックのものが数年前に流行ったが、今は無しとのこと。

ジーンズ

ジーンズの色によって選び方も変わり、本書ではブルーとブラックとホワイトが紹介されている。
ブルージーンズは脚長効果を意識しつつ小綺麗なもの。
ブラックジーンズはタイトすぎるのはNG。
ホワイトジーンズは他のものに比べてハードルが高く感じるかもしれないが、ブラックに比べて膨張色のため、ややタイトめのものを選ぶといいとのこと。
それぞれの選び方とかダメなところは本書でおねがいします。

スニーカー

スニーカーに関しては白と黒の二足あれば問題ないとのこと。
理由は白と黒さえあればどんな服にも合わせられるからでした。
価格を抑えるならフェイクレザーのGUやグローバルワーク、いいものを買うのであれば「ユナイテッドアローズ」や「ナノ・ユニバース」等のセレクトショップのオリジナル商品はロゴが入っていないためシンプルでキレイに見えるとのこと。
ただし「ニューバランス」のブランドロゴは別で、カジュアルからジャケットまで合うので大人のためのスニーカーとしてプラスでいいアイテムとのこと。

選んだ服を楽に着る方法

どういうアイテムを揃えるかを決めた後は、そのアイテムの買い方やおしゃれな合わせ方等も楽にできなければめんどくさくなると思います。
本書ではその部分のカバーもしてくれてましたので、簡単にまとめます。

試着をすること

著者はどういうアイテムを揃えるかは楽をしてもいいが、試着だけは手を抜いてはいけないと言っています。
この本で揃えるポイントとしてはベーシックで着回しのしやすい服、そういう服は身体へのフィット感が大切とのこと。
買う前に価格帯に関わらず安価なものから高価なものまで、さまざまなものを試着することによってそのアイテムの違いに気づくことができるとのこと。
3分間程度試着してみてこそ本当に自分に似合っているのか、いいサイズ感なのかがわかるとのことです。
筆者は「3分間の法則」と言っていました。

センスの経験値が低い最初の頃は5回試着して1回買うくらいのペースでOKとのこと。
試着するだけで買わないことは問題はありません。
店員の方に悪いなという気もしますが、店員は断られることに慣れているので、「ちょっと考えてみます」「イメージと違ったので見送ります」と言って断ることにも慣れてみましょう。

楽をする

ファッションでめんどくさいと思う要因はトレンドを追ったり流行に乗っかったりしないといけないこと。
この本では最初から普通でいい、余計なことはしなくてもいいと言ってくれています。
トレンドや流行には波があります。
どんなファッションが流行ったとしても基本的には世代が変わると落ち着いていきます。
そんな流行に乗らずともセンスがないと思わせない方法がベーシック、「定番」を目指せば問題ありません。
本書では80点を基準にコーディネートされています。
流行アイテムは使うにしても少数、全体の20%ほど取り入れれば理想的とのことです。
定番アイテムを定期的に買い換えることで、誰でも時代の雰囲気に合わせられるとのことです。

服の手入れについて

服の手入れについてまず筆者が言っているのは、基本的にみんなが洗濯をしすぎとのこと。
服は洗濯をするごとに少しずつ傷んでいき、それに比例して服の寿命も縮んでいきます。

それぞれのアイテムの洗濯の頻度についてまとめられていましたが、「肌に直接触れない」シャツやニットに関しては1回で洗濯をせず、3〜4回ほど着て洗濯するのがいいとのことです。
また他にもアウターやシューズの手入れ方法も載っておりましたので、気になった方は本書に目を通してみてください。

服はいつ手放すのか。
基本的に見るべきポイントは首元とのこと。
首元がヨレたり、洗濯しても黄ばみが取れなくなったら捨てるタイミングとのこと。
ボトムス、アウター、ジャケットについても記載されていましたが割愛します。

キレイな状態であっても3〜4年に一度は買い替えるのがベストとのことです。

まとめ

  • 余計なことはいっさいしない

  • 私服をユニフォーム化する

  • ジャケット、シャツなどはシンプルイズベスト

  • 試着をして見慣れてから買う

  • 80%の「定番」を目指す

以上が服がめんどくさい人、おしゃれを見直したい人に読んで欲しい本の紹介でした。

私自身もこの本を読んでユニクロで服を買い直しました。
昔流行に乗って買ってしまった服とかアイテムであまり使わなかったものに関しても一新して全て処分しました。
古くなった服は場所も精神も埋めていくので、ミニマリスト的な考え方で捨てる、もしくは売る譲るのがいいかと思います。

今回紹介した本のまとめですが、僕自身の考えをもとに書いたものが多いかと思います。
実際にはもっと多くの内容が著されていますので、本屋さんとかで見かけた時には手に取ってみてください。


次の記事までしばしお待ちを・・・

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