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「東京ビエンナーレ2020/2021 あなたのいらないものが誰かの力になる Loiduts charity shop」 イベントレポート#4

国際芸術祭 東京ビエンナーレでチャリティショップをしようと構想しはじめてから4年、ついに今夏、ロイダッツチャリティショップを実施することができました。実施内容をレポートします!

「東京ビエンナーレとは、“東京”のまちを舞台に“2年に1度”開催する国際芸術祭。世界中から幅広いジャンルの作家やクリエイターが東京のまちに集結し、まちに深く入り込み、地域住民の方々と一緒に作り上げていく新しいタイプの芸術祭です。」

会場は、昨年の東東京市にも参加させてもらった浅草橋エリアにあるCPK Galleryにて開催しました。

※本事業は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催しています。

1. 開催にあたって

人と人とのかかわり合いを大切にしているロイダッツには、首都圏の高校生や大学生、社会人がボランティアとして参加しています。緊急事態宣言の発令に伴い、ロイダッツチャリティショップを実施するか、何度もスタッフ間で協議し、コロナ対策を徹底し、規模を縮小して実施することに決めました。

積極的なボランティア募集やプロジェクトの広報をしづらい状況ではありましたが、そのなかでも参加したいと手を挙げてくれたボランティアとの事前研修などはオンラインで進め、会期中に安心して活動できるよう、スタッフの健康管理チェック表や対応マニュアルを作成して会期を迎えました。

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提供:日建設計NAD https://www.nikken.jp/ja/nad/works/loiduts_charity_shop.html

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浅草橋エリアとほぼ同期間、丸の内エリアの有楽町micro FOOD&IDEA Marketというカフェ内でポップアップショップと、丸ビルなど周辺ビル4箇所に回収ボックスも設置しました。

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会期中は、浅草橋エリアの方に回収バッグをお貸し出し、ご自宅に眠っている不要になったアイテムをお持ち込みいただくプログラムを実施しました。その際使用した回収バッグは、poRiffさんに依頼してロイダッツカラーのピンクを多用し制作いただきました。

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普段制作されていない特大サイズのバッグに、たっぷり寄付品を持ち込まれる方もいました。

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poRiff の主な材料は買い物をしたときにもらうレジ袋です。一見捨ててしまうようなレジ袋をコラージュし、熱で圧着して完成するシートを使ってプロダクトに変えています。このバッグ自体がまさにアップサイクル。

会場のエントランス部分に設置していたので、poRiffさんのバッグに引き寄せられて来場されるお客さんが非常に多くいらっしゃいました。

2. イベントの概要と結果

今回のチャリティショップでは、日建設計NAD日本コパックとつくりあげた不要になった衣類の循環を体現した会場構成と、その場に立つボランティアの振る舞いが見せどころのひとつでした。

什器・回収ボックスには、廃棄される衣類を専用工場でリサイクル素材の板に加工したものから作られている、日本コパックが開発したサスティナブルな新素材什器を使用しました。

日建設計NADと日本コパックに協力いただくことになった経緯については、総合ディレクターの山崎がこちらのYoutubeで話しています。

●メイン会場:CPK Gallery
・2021年8月7日(土)〜22日(日)
 8月15日は悪天候により休業
●サブ会場:有楽町micro FOOD&IDEA Market
・2021年8月9日(月)〜29日(日)

両会場での総売上は234,350円、会期中に寄付いただいたアイテムは972点(浅草橋619点、丸の内353点)、メイン会場のCPK Galleryには287名の方にお越しいただきました!

ロイダッツが開催するイベントや、オンラインストアで購入していただいた寄付品やリメイク品の売上のうち、75%を認定NPO法人マギーズ東京へ寄付する予定です。

マギーズ東京は、がんに影響を受けるすべての方をサポートし、がんと向き合い対話できる場所です。

会場に足を運び寄付してくださったみなさま、アイテムを購入いただいたみなさま、本当にありがとうございました!


3.オンライントークセッション

今回の東京ビエンナーレ2020/2021におけるロイダッツチャリティショップの開催にあたり、会場に訪れることができない方にも楽しんでもらえるよう、3つのオンライントークセッションを実施しました。

一つ目は、有限会社イデア代表取締役、ミュージアム・エデュケーション・プランナーの大月ヒロ子さんとロイダッツチャリティショップ総合ディレクターの山崎亮によるトークセッションです。

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大月さんは、地域の廃材・廃棄物を集め、クリエイティブな発想で新しいものに作り替えるクリエイティブリユースの実践の場として、岡山県倉敷市玉島にIDEA R LABを開設。「クリエイティブリユースとチャリティショップの魅力」をテーマに、地域のものや人があつまるIDEA R LABでの対談が実現しました。
大月さんがこれまでに訪れた海外のチャリティショップで購入したさまざまなアイテムをご紹介いただいています!
(このトークセッションは、こちらから視聴できます。2分後に動画が再生されます)

二つ目は、文化人類学者、環境運動家の辻信一さんとロイダッツチャリティショップ総合ディレクターの山崎亮によるトークセッションです。

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隅田川に引き寄せられるように、浅草橋のロイダッツチャリティショップまで辻さんにお越しいただきました。「”かかわり方”から考えるシェアと経済」をテーマに、会場構成や展示されているパネルの一部について、写真を交えてご紹介しています。
(このトークセッションは、こちらから視聴できます。2分後に動画が再生されます)

三つ目は、岐阜県郡上市石徹白(いとしろ)で「石徹白洋品店」を営む店主・平野馨生里さんとロイダッツチャリティショップ総合ディレクターの山崎亮によるトークセッションです。

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「地域と文化を大切にしながら、石徹白ではたらく」をテーマに、縄文時代から育まれてきた石徹白(いとしろ)の文化・服づくりについて、とてもありがたいお話を伺い、ロイダッツでこれから大切にしていきたい考え方のヒントをいただきました。
(このトークセッションは、こちらから視聴できます。2分後に動画が再生されます)

4. さいごに

本当に多くの方の協力があって実現できたロイダッツチャリティショップ。こんなことができたらいいなと思いつつ、アップサイクルワークショップなど実現できなかったものがいくつかありました。今後は、新型コロナウィルス感染の集束を見極めながら、継続的にロイダッツチャリティショップを実施していく予定です。

2021年も残り3ヶ月となりましたが、現在企画中のイベントもありますので、詳細が決まりましたら、FacebookInstagramでお知らせしていきます!

引き続き、よろしくお願いします。


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