見出し画像

エビデンスが貴方を救うわけではない

カイロプラクティック院などの症状改善を掲げている代替医療に対して、医療関係者やそれを支持する人達は「エビデンス」の重要性をことさら指摘する風潮にあります。



何も知らない民衆にとってはそれが安心の物差しでしょう。私も当然理解しているつもりです。



ですが同時に、エビデンスを重要視しているはずの病院の治療効果がまちまちである事実にも公正に目を向けるべきではないでしょうか。


そもそも医学界ほど巨大な組織ではない代替医療界で論文を作る程の研究機関や資金などあろう筈もなく、この点は法整備が進んで大学などができない限り進展しないでしょう。


それはさて置き、皮肉にも病院で治らない病気が代替医療で治ってしまうのはどうしてかと言えば、シンプルに「患者の異変に気付くから」です。


捉え方は視点で変わります。お医者様も知らされていない(といより軽視している)体の捉え方を我々は教えられているのです。


加えて、病気の原因は内側から起こるという医学の原則が現代医療には抜けていると私は感じます。


ミクロで見る前にまずはマクロで観るべきです。体内の変化は当然外側の変化を引き起こします。その原因が取り除かれない限りポジティブにはならず薬は毒になります。


最後に、カイロプラクティックにはエビデンスは存在します。しかし、それは「こうすれば腰痛は無くなる」といったマニュアルではありません。



体の内部環境を崩す原因となる神経機能障害の生理学的エビデンスがあり、我々はこれに基づいて検査をし施術を行っているのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?