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アプリを提供する研修講師からOSをアップデートする「成功体験請負人」になった話

こんにちは!ロゴフコーチの成功体験請負人、あじまです。
私の名刺の役職名は、代表取締役兼CSMと印字されています。そんなこともあり、クライアントさんから「CSMってどういう意味」って尋ねられます。
営業活動をしていると、あじまさんて研修講師ですよね?の問いに「成功体験請負人です」と答えてしまい、相手を困惑させます。その説明でアプリとOSの話を持ち出すものだからさらに困惑の表情に。(営業下手も甚だしい!)
今回は、研修講師だった私が成功体験請負人という称号にこだわっていること。研修がアプリ?そしてOSてっいう例え。そのココロをお話しします。

或る研修講師の憂鬱

「接遇研修」「人間関係とコミュニケーション研修」「コーチング研修」。私が、自治体職員を3年前に中途退職し、研修講師になった後にクライアント(主に地方自治体・国の機関・介護施設)へ提供していた研修の3本柱です。

研修講師としてデビューした一昨年度、10ヶ月で50回ほど登壇し、2000人以上の受講者に対人関係を良くするためのヒントをお話ししてきました。コロナ渦の影響で、活動を制限されるまでは。

私の師匠は、東北地方では人間関係とコミュニケーション研修の先駆者で、10数年に渡ってこの分野の第一線でお仕事をなさっている方です。特に伝えること(表現すること)については、弟子の贔屓目を差し引いてもぶっちぎりですごい!と感じています。(ちゃんとエビデンスもありますよ。とにかく受講者のアンケートでの反応がすごい!)

師匠にとことん“聴衆に伝える”ということを叩き込まれ、デビューした私にとって、講座の場でいかに聴衆を引きつけ、伝え、感動させるかということが振り返りの指標で、最大の目的でした。(実際、師匠との伝え方の力量の差を甚だしく感じたクライアントから不満の声を頂戴したこともあり、以後、クライアントに満足していただくためにもその部分の成熟に囚われていました。)

私は根っからの感覚・感情人間。(エビデンスあります。専門領域を深めるために学んだ性格心理学でも理解を進めており、否定の材料はない)その強みを生かし、講師経験10ヶ月ばかりのうちに気持ちを全面的に表現する術を身につけ、ノッている時には、自分なりに気持ちがいいパフォーマンスを発揮できるようになっていました。(エビデンスあり)

聴衆を引きつけ、伝え、感動させる(た!)。そして、そうやっている自分を気持ちがいいと感じる(た!)。それが価値。私が生きている価値と喜び。クライアントも満足。クライアントもシアワセ。私は世界に最大限の価値とシアワセを提供できている。人生サイコー!

そう思えるはずだったのに、そう思えることが自分のあるべき状態だと信じていたのに、前段のセンテンスは後のものになるにつれ自身の中で「?」がとびまくり、自問に自答できない苦しく切ない日々がコロナ渦と共に訪れたのでした。

研修はアプリかもしれないという仮説

と自問自答の日々、或る日の気づき。

研修講師をやっている時に、「私は最大限の価値とシアワセを提供できている!」と胸を張って言うことのできなかった理由の一つに、「(単発の)研修はクライアントが“やった感を出すために”依頼されていることが多々ある。」ということを感じ、不満に感じた結果、やっていることへの虚しさを感じていたことを思い起こしました。

「例えそうであるとしても、クライアントが望むものならば応えるのがプロ。」ってことは、憂鬱を相談した公務員時代の仲間たちに諭されたし、それとなく問うた師匠からも私が公務員時代にどんな環境や条件で研修を受講していたかを問われ、クライアントになんらかの意識改革を求めるのは酷だと気づきました。

そう、別に研修講師が提供するサービスに価値がないわけじゃない。もしかしたら、自分の価値観がフィットしていないのかも?研修講師という仕事を否定するのではなく、自分なりに納得のいく“研修というものの定義づけ”を探そうと視点を変えた結果が、以下の通りです。

『研修の効果としてよく言われるのがスキルアップ。どんな人にでも、定型のフォーマットでわかりやすく伝えて、理解というインストールをしてもらう。そして、できることが増えるのがスキルアップ。
インストールして増えていく、研修ってその人をPCに例えると、アプリケーションをインストールするようなものなのかもしれないなぁ。』

こうして研修はアプリかもという仮説が生まれ、おおよそ、この世界で「研修」とクライアントが言っているものの正体を自分なりに整理できました。(同時に憂鬱を感じない術も身につけました。)

OSをアップデートすることも必要じゃない?っていう仮説

研修はほとんどの場合有益です。パッケージ化されていて、多くの場合2〜3時間ほど、長くても3日間ぐらいで新しいアプリケーションをインストールできる。しかもそのアプリケーションは、時代の課題に応じて新しいものがどんどんリリースされる。私は、公務員時代は研修大好き人間と呼ばれていました。研修最高だった!

しかし、今、それらの研修が有益だったか、何かしらのスキルアップで組織の生産性と達成するべきゴールに最大限役に立ったか?と問われれば、誤解を生まない表現をしたいのだけれど、その表現が見当たらないほど、回答に困ります。

「もっとこんな風にできたはずだ。なれたはずだ。」という後悔が先に立ちます。その原因は何か、一言で言うと、「私にそのスキルを最大限に発揮できる能力がなかったからです。」

この答えには、当の本人(私ですが)相当凹みました。自分の振り返り作業の途中で思った「提供されたアプリケーションがイマイチだったんだよ!悪いのは俺じゃない。」あたりで思考を止めときゃよかった。でも、間違いありません。私の能力不足。

前述した“人をPCに例える”になぞらえると、私の不足だった部分はメモリー?CPU?あまりに細かく定義づけしてしまうと、あとが面倒なので、OSという表現でどうでしょうか?ということに。私が不足していたのは時代や環境にあったOSのアップデートだったのだ!

そんな考察をもとに、次の等式が成立することを証明したい欲求が芽生えました。
「最新のアプリケーションを運用するためには、OSを絶えずアップデートし続けなければならない。」=「研修で学ぶスキルを最大限に役立てるには、自分自身の価値観やあるべき状態や人間性を絶えず更新していかなければならない。」

そうであるならば、アプリである研修の効果を最大限に発揮するために、その人の価値観やあるべき状態や人間性を更新することをサポートする人、「OSのアップデートを支援する何者か」がいてもいいんじゃね?そしてそのことへの取り組みは私にとってシアワセなことであり、その何者かになることは、とても価値がある!!!!という気づき。

そして私は「成功体験請負人」になった

私の現在の役職と職名は、代表取締役兼CSM(カスタマー・サクセス・マネージャー)。このCSMという役職は、ITサービスの業種で使われているらしいです。私はこれを勝手に「成功体験請負人」と訳しました。“クライアントの成功体験への一歩の背中を押し、クライアントが気が済むまで自己変革と自己成長を支援する”。そんなことをする人です。

そうすることは、世界に最大限の価値とシアワセを提供していると胸を張って言いたい私にとってうってつけの称号だとワクワクしています。

「そう、これからが楽しみでしょうがありません」

実際に私が取り組んでいることや、提供しているサービスについてはリンクをご覧ください。アプローチ、お待ちしています。

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最後までお読みいただきありがとうございました!あなたのココロに波紋を起こせたとしたらとてもシアワセです。次の記事も楽しみにしていただけるとしたら、そりゃ、もう、頑張ります!!