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「おかえり」と「ただいま」のあたたかさ

出かけるときには「行ってきます」「行ってらっしゃい」

帰ってきたときには「おかえり」「ただいま」

これのあたたかさは尋常ではない。

特に、「おかえり」と「ただいま」は格別だ。


一人暮らし生活にはほとんどこれはない。出かけるときは家に向かって、「行ってきます」。帰宅し、「ただいま」と玄関で言い、自分で「おかえり」と返答をする。カラッカラだ。粉吹き芋より乾パンより乾いている。


だからこそかもしれない。

帰国したとき、帰宅したとき、拠点に戻ったとき、誰かに「おかえり」と言われると胸が張り裂けそうになるくらいに嬉しい。

いつもクールで笑顔に「ただいま!!」と返答しているが、実のところ、「おかえり」と言ってくれた人全員に飛びつきたくなるくらいに心は喜んでいる。


一体、この「おかえり」「ただいま」の温度は何度なのだろうか。穏やかな春くらいのあたたかさは確実にある。

「行ってきます」「ただいま」「おかえり」「ただいま」

素敵な言葉だ。

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