「誰にだって、ファンは1人くらいいるんだよ。」
毎日元気に明るく!をモットーに生きている。
朝死ぬほど調子が悪くても、人に会う前までにテンションは元どおりに戻す。元気じゃない自分は求められてはいないし、自分のテンションに周りを振り回すやつ、とは思われたくない。人にはなるべく迷惑をかけずに生きていきたい。
そんなことを言っていても、壊れてしまう日はある。
どうやら、自己肯定感が低いらしい。
どうやら、根暗らしい。
どうやら、ネガティブらしい。
日々最悪の事態を想像して期待せずに生きているつもりだったのだが。
その日は人の集まる場所に行く予定があった。
ひとりが言う。「あの人ってファンとかいるのかな?」
そりゃいるだろ。と心の中で思う。なんせ、あんなキラキラした生活をしている人なんだから。とその人を思い浮かべて思っていた。
そしたら、その場にいた人が言った。
「誰にだって、ファンは1人くらいいるんだよ。」
その言葉はあたたかかった。
これが、希望か。
私にファンがいるのかはわからない。けど、誰かが私を応援してくれているのかもしれない。それは家族かもしれないし、友人かもしれないし、これまで出会ってきた人かもしれない。
自分のためだけに生きるのは飽きる。どうでもよくなる。
それなら、私を応援してくれる、たった1人のファンのために生きるのもいいのかもしれない。
そんなことを思えた日だった。
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