昨日、流れ星をみた。
昨日の深夜。
やることが終わらずなかなか帰れないでいた。日を跨ぐまでには帰宅しようと思っていたが、それも叶わないでいた。
君に心配をかけまいと先に電話をかけた。
しかし、君は出なかった。
電話がつながらないのは、いつの日も悲しい。それがアポイントメントの電話でも。私が勝手に電話をかけているわけなのだが、なんで出れないんだろ?と勝手に詮索してしまうのが、電話の良くないところだ。
とりあえず片付けをして、帰宅するようにした。
深夜の研究室で、オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダを聴きながら片付けをする。
片付けも終わり、ビートルズのプレイリストを聴きながら研究室を出る。
君からの着信。
なぜか、電話越しの君がすごい元気で、思わず笑ってしまう。
しばらくどうでもいい話をする。
空を見上げて笑った、
そのときだった。
流れ星だ!!!!!!!!!!!!
「ねぇ!流れ星!まじ!やば!うれし!なんなの!流れ星!え、ちょっと、流れ星!!!!!えーーーーーーーーー!やばーーー!もーなにー!やばー!」
と大興奮の私。
君は聞き取れず、「え?なに?大丈夫?」と心配する。
「いやいや、流れ星!Shooting Starだよ!!」
と私。
君は電話越しに大笑いする。「はいはい、流れ星ね、そんなにうれしいの?おもしろい人だね」「はいはい、よかったね」となだめられる。
電話をしているときに、流れ星をみたから、なんだか一緒に流れ星をみたような気持ちになった。君の住む街は昨夜は雨だったようだが、遠く離れていても、同じ空の下にいるんだなと思えた。
なかなか昨日は苦労の多い日だったが、流れ星と君とでちょっといい日になった。
昨日、流れ星をみた。
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