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#ドラマ感想

死神と大罪。 韓国ドラマ 「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」vol.3

死神と大罪。 ドラマ「トッケビ」のふたつめのストーリ。死神はなぜ死神になったのか。 死神の仕事人間が死んだときに黒いスーツと黒いハットで身を包んだ死神が「名簿」を持ってくる。死んだ人にしかハットを被った死神は見えない。人は死んだ場所で、死神に死んだ時刻と年齢、名前を呼ばれ自身が死んだことを悟る。 その後、死神の茶房に行き、「現世の記憶を消すお茶」を飲む。現世の記憶を消したくなくても、死神から「神からの配慮だ」と言われ、死者は「お茶」を飲む。 死んだ人間に「現世の記憶を

トッケビと花。 韓国ドラマ 「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」 vol.2

トッケビと花。 ドラマ「トッケビ」の劇中にはいろんな植物、花、花束が登場する。その、花々に注目してドラマを振り返りたい。 *ひまわりまず、第1話。キム・シンが死刑され、遺体が放置される。 その場所には「枯れた」「ひまわり」。 【ひまわりの花言葉】「あこがれ」 「私の目はあなただけを見つめる」「あなたは素晴らしい」「崇拝」「熱愛」「光輝」「愛慕」「いつわりの富」「にせ金貨」 市民から慕われていたシン。「枯れたひまわり」は「憧れが死んだ」ことを表現しているとも考えられる

韓国ドラマ 「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」 vol.1

「時空を超えたファンタジー・ラブロマンス」 そう書くと、いかにも「韓国ドラマ」という感じでなんだかな?とお思いかもしれない。しかし、これが、まぁぁ、よかった。 お話の内容も画面の美しさも俳優陣もどれを取ってもよかった。散りばめられた色々が全て噛み合っていた。 【あらすじ】 高麗時代の英雄だったキム・シン(コン・ユ)は、若き王の嫉妬から逆賊として命を落とす。その後、神の力によって“不滅の命”を生きる“トッケビ”となってしまったシン。彼を永遠の命から解き放つことができるのは