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*2019年からの日記*

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なにかあったときに書く日記。
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#学問

あの日見た夢と昨日の出来事。

インドにいるときに、ホストファミリーの風邪を全身で受け止めたために私も一緒に風邪をひいた。ゆっくり休むようにと言われ、手持ちの風邪薬とスパイスの効いた白湯を飲んでしばらく寝ていた。 私は同僚と歩いていた。同僚は深刻そうで、でも晴れやかそうにも見える面持ちだった。同僚は同年代で容姿端麗で頭のキレるスマートな女性研究者らしい。彼女は私に告げた。 「もう研究やめようと思う。やめて就職するよ。」 と。 『そっか。そっか。就職するのか。それもいいよね』 と微笑み返すことがせい

百科事典が届いた!

2020年2月頃に私自身が修士論文で研究対象として扱っていた人びとの古典的な研究から現在の研究までをひとつにまとめた百科事典が出版されていた。 それが欲しかった。 しかし、定価で€299/$359だから、およそ4万円だ。 個人で買える値段ではないし、個人で買うものでもない。 本代や資料代が天から降ってくるわけでもないから買えない。大学の図書館に推薦したかったが、できずに修了してしまった。地域の公立図書館は専門書を推薦しても、公共性が低いため受け入れてはもらえない。

修論を提出して2日が経った。

クリスマスが修士論文の最終締め切りだった。 無事に提出した。とりあえずは、よかった。ひと段落ついた。 今どんな気持ちか? 勉強不足だ。 もし、あと2週間、期限が伸ばせたとしても、変わらなかっただろうと思う。 圧倒的勉強不足と時間の使い方への反省。 イケイケの最近の理論と、そこまで注目されてこなかった小さな古い理論をエレガントに結びつけられたらよかったのだが、そこにまで到ることはできなかった。 論文書くのは難しかった。 忘れないように、今回の反省点を3つ記録しておく。

日々の生きづらさの逃げ場は学問と芸術。

あいちトリエンナーレの展示「表現の不自由展・その後」が開幕3日にして中止になった。 すごく悲しい。 展覧会の趣旨を理解していない、展覧会を観に行ってもない、観に行こうともしていない人たちに展示を一つ潰されたんだと思うと腹が立つ。 慰安婦の問題は真正面から向き合うべき問題で、たくさんたくさん議論を重ねて昇華していかなければならないと私は考えている。今回の展示が始まってTwitter等々で賛否両論盛り上がっているのは、この展示会をした意味があったと思えたし、大成功だと感じて