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AWS選考について(クラウドサポートアソシエイト職/第2新卒)


選考結果

私自身の結果としては最終選考落ちです。
もし、今後AWS Japanを受けられる方がいた場合のために今回の反省点などを書きためようと思います。
面接自体は皆さん良い人ばかりでここで働けたら楽しいんだろうなと思う人ばかりでした。圧迫感もなく、ただ深掘りされるだけです。

私自身も選考中は、情報が欲しくていろいろ探し回ったので、そういった方が今後の面接対策として参考になるような情報をかければと思います。
※秘密事項などあるので一般的にかけるとこのみ記載します。

投稿主について

属性: 25歳 男 フリーランス
職種: ネットワークエンジニア 兼 開発エンジニア
学歴: 某私立大学 (理系だが情報系ではない)
IT経験年数: 3年

選考フローについて

  • 書類選考

  • 技術試験

  • 事前課題作成

  • 1次面接

  • 最終面接(ループ4回)

書類選考について

私は某転職サイトでAWS Japanに応募しました。
きっかけとしては、どうせ落ちるけどとりあえずうけてみようかなぐらいの感覚で応募しました!(すごい負け惜しみくさいですね。。笑)

応募後に採用担当の方からAmazon Jobsというサイトに職務経歴書に登録するよう促され登録し、そこから書類選考開始です。
選考通るまでは1週間以内だったと思います。
書類選考が通ると技術試験です!

技術試験について

主にサーバーの知識、データベースの知識、プログラミングの知識が必要になります。
(募集要項に未経験も可能と記載してあったので、こんなごりごりの技術試験やるんだ。。とすこし戸惑いました笑)

細かいことは守秘義務違反になるので言えませんが、技術試験に登録する為の前段階で知識試験?のようなものがあります。
(もしかしたらそこで落ちる可能性もあるかもですね。)

私はそこ自体は突破したのですが、その後の操作でサーバーにアクセスできず結構戸惑いました。。
結局次の日試したら問題無くアクセスできたので試験環境を完璧だと思わない方がいいと思います。

私の感覚ですが、プログラムをメインでやってる人は簡単に突破できるのではないかと思いますが、インフラだけやってきた人は結構大変な試験だと思います。
インフラだけやってきた人は応募する前にコーディングの基礎は学習しておいた方が良いかもしれません。

技術試験のアドバイス
なぜこのコーディングしたか
なんでこの開発言語を選んだかを考えながら開発するようにしましょう。
後にでてくる1次面接でめちゃくちゃ深掘りされるので
自分自身がコーディングをしたとしっかり説明できるようになっておく必要があります。

これが終わって通過すると1次面接です。
私の場合、提出した次の日くらいには1次面接の日程調整がきました。
なるべく早く転職活動を終わらせたいなと考えていたので最短日程を選んだのですが、後々後悔する羽目になります。。

事前課題作成について

1次面接を技術試験通過日の1週間後にした投稿主はひどい目にあいます笑
まず事前課題は、提示された内容からAWSのサービスを使って構成を考え、プレゼン資料を作成すると言った課題です。
また制約があり、1次面接の2日前には提出しなければなりません。
また確定申告の時期でもあったので、あの時は生きている心地がしませんでした。。笑

これにより投稿主は、ほぼ3日でプレゼン課題を作成しなければならず
夜2時くらいまで毎晩構成を考える日々でした。

内容については詳しく触れられませんが、当時めちゃくちゃお世話になったツール/サイトを以下に記載しておきます。

1次面接について

主に聞かれることはAmazon のOLPではなく私の時は技術だけでした。
ほかの方の選考などみるとOLPについて聞かれたなどもあるので、OLP対策もしておきましょう。(OLPは後ほど記載します)

大まかな面接の流れについては
・簡単なお互いの自己紹介
・事前課題のプレゼン(5分ほど)
・事前課題についての深掘り(なぜその構成にしたのかなど)
・技術試験で提出した課題についての質問

以下に詳細を記載します。

事前課題のプレゼン

私は事前課題で出された問題に対して
①どういうことを考えながらこのサービスを使用したのか
②どういう設計でこの構成にしたのか
③どうやってこれで可用性、セキュリティを保てるのか
などを意識しながら話しました。

時間は指定されますがそれ未満で終わっても問題無いと思います。

事前課題についての深掘り

主に聞かれる質問は以下です。
(もっと聞かれましたが基本的にはこのような質問がメインだと思います)

思ったより深掘りされるので、構成考える際も常になにがだめになりそうかなどは考えておくと良いです。

①このサービスがもっと使われるようになったときのウィークポイントはどこ?
②このサービスの可用性をたもっている場所はどこ?
③セキュリティリスクとして考えられることはなに?
④この攻撃手法をどうやって防ぐ?
⑤このサービスの弱点として考えられることは?
etc..

技術試験で提出した課題についての質問

こちらも主に聞かれた質問は以下です。

①なぜこの言語を使用したのか?
②ほかの言語を使用しなかった理由はなに?
③こういった事象が起きたらこのコードだとどうなる?
深掘り➡ではその対策としてどんなコーディングすれば良いか?
④こういった仕組みがあるが、この場合と今のコードどちらが良いと考えるか?
深掘り➡なぜ?
⑤セキュリティリスクとして考えられる問題はなに?
深掘り1➡その対策をするならどんなことをすればよいか?
深掘り2➡なぜそう思ったか?

1次面接通過の連絡は1営業日の後連絡がきました!
(私の場合、金曜日にうけ、次の月曜には連絡がきた流れです)

全然答えられず絶対落ちたと思っていたのでまさかでした笑
土曜日、日曜は何もやる気が起きずめちゃくちゃ落ち込んでましたね。。

一次面接のアドバイス

以下箇条書きで記載します
(ほかにもたくさんありますが、大前提としてやるべきことです)

  • コーディングは絶対に自分でやること(当たり前ですが..)

  • 分からない技術があってもYoutubeなどで学習すること
    (意外と情報転がってます)

  • 技術試験はとにかく粘って考えること
    (私は1回わかんなくてもういいやと思いそうになりました笑)

  • なんでその構成にしたか考えながら作成すること

  • 日程調整は間違えないこと
    (私みたいに詰め詰めのスケジュールでやると死にます)

  • 面接の時分からないことがあっても、「わかりません」ではなく
    概念だけでもこれをしたほうがよいと思います位には言うこと
    (全く分からない場合はどういう理由で分からないのか言うこと)

  • 非プログラマーはプログラミングの勉強は常にしておくこと
    (なんだかんだほかの転職先選ぶときも学習意欲で評価されます)

OLPについて

1次面接受かった後、最終面接を受けますがAmazonの面接は少し特殊で
行動面接と呼ばれる面接手法がとられます。
具体的にはOur Leadership Principlesと呼ばれるAmazon社員として持っておくべき考え方があるかが特に質問されます。
これはAmazon Japan ,AWS Japanだろうが関係なく聞かれます

ではOLPについて以下に記載します

Customer Obsession
リーダーはまずお客様を起点に考え、お客様のニーズに基づき行動します。お客様から信頼を得て、維持していくために全力を尽くします。リーダーは競合にも注意は払いますが、何よりもお客様を中心に考えることにこだわります。

Ownership
リーダーはオーナーです。リーダーは長期的視点で考え、短期的な結果のために、長期的な価値を犠牲にしません。リーダーは自分のチームだけでなく、会社全体のために行動します。リーダーは「それは私の仕事ではありません」とは決して口にしません。

Invent and Simplify
リーダーはチームにイノベーション(革新)とインベンション(創造)を求め、それをシンプルに体現する方法を常に模索します。リーダーは常に外部の状況に目を光らせ、あらゆる機会をとらえて新しいアイデアを探しだします。それは、自分たちが生み出したものだけにとらわれません。私たちは新しいアイデアを実行に移す時、長期間にわたり、外部の理解を得ることができない可能性があることも受け入れます。

Are Right, A Lot
リーダーは多くの場合、正しい判断をくだします。 そして、優れた判断力と直感を備えています。 リーダーは多様な考え方を追求し、自らの考えを反証することもいといません。

Learn and Be Curious
リーダーは学ぶことに貪欲で、常に自分自身の向上を目指し続けます。新たな可能性に好奇心を持ち、探求します。

Hire and Develop the Best
リーダーはすべての採用や昇進において、評価の基準を引き上げます。優れた才能を持つ人材を見極め、組織全体のために積極的に開花させます。リーダー自身が他のリーダーを育成し、コーチングに真剣に取り組みます。私たちはすべての社員がさらに成長するための新しいメカニズムを創り出します。

Insist on the Highest Standards
リーダーは常に高い水準を追求することにこだわります。この水準が必要以上に高いと感じる人も少なくはありません。リーダーは継続的に求める水準を引き上げ、チームがより品質の高い商品やサービス、プロセスを実現できるように推進します。リーダーは水準を満たさないものは実行せず、見逃さず、問題が起こった際は確実に解決し、徹底的な再発防止策を講じます。

Think Big
狭い視野で思考すると、自分が想像する以上の大きな結果を得ることはできません。リーダーは大胆な方針と方向性を示すことによって成果を出します。リーダーはお客様のために従来と異なる新しい視点を持ち、あらゆる可能性を模索します。

Bias for Action
ビジネスではスピードが重要です。多くの意思決定や行動はやり直すことができるため、過剰な調査や検討に時間をかける必要はありません。計算されたリスクを取ることに価値があります。

Frugality
私たちは少ないリソースでより多くのことを実現します。倹約の精神は創意工夫、自立心、発明を育む源になります。スタッフの人数、予算、固定費は多ければよいというものではありません。

Earn Trust
リーダーは注意深く耳を傾け、率直に話し、誰にでも敬意をもって接します。たとえ気まずい思いをすることがあっても間違いは素直に認めます。リーダーは自分やチームの体臭を香水と勘違いすることはありません。リーダーは常に自らを、そしてチームを最高水準のものと比較し、高みを目指します。

Dive Deep
リーダーは常にすべての階層の業務に気を配り、詳細な点についても把握します。頻繁に現状を検証し、指標と個別の事例が合致していないときには疑問を呈します。リーダーが関わるに値しない業務はありません。

Have Backbone; Disagree and Commit
リーダーは同意できない場合には、敬意をもって異議を唱えなければなりません。たとえそうすることが面倒で労力を要することであっても、例外はありません。リーダーは、信念を持ち、容易にあきらめません。安易に妥協して馴れ合うことはしません。しかし、いざ決定がなされたら、全面的にコミットして取り組みます。

Deliver Results
リーダーはビジネス上の重要なインプットにフォーカスし、適正な品質でタイムリーにやり遂げます。どのようなハードルに直面しても、立ち向かい、決して妥協しません。

Strive to be Earth’s Best Employer
リーダーは、職場環境をより安全に、より生産的に、より実力が発揮しやすく、より多様かつ公正にするべく、日々取り組みます。リーダーは共感を持ち、自ら仕事を楽しみ、そして誰もが仕事を楽しめるようにします。リーダーは自分自身に問いかけます。私の同僚は成長しているか? 十分な裁量を与えられているか? 彼らは次に進む準備ができているか? リーダーは、社員個人の成功に対し(それがAmazonであっても、他の場所であっても)、ビジョンと責任を持ちます。

Success and Scale Bring Broad Responsibility
Amazonはガレージで創業して以来、成長を遂げてきました。現在、私たちの規模は大きく、世界に影響力を持ち、そしていまだに、完璧には程遠い存在です。私たちは、自分たちの行動がもたらす二次的な影響にも、謙虚で思慮深くありたいと思います。私たちは、社会、地球、そして未来の世代のために、日々成長し続ける必要があります。一日のはじめに、お客様、社員、パートナー企業、そして社会全体のために、より良いものを作り、より良い行動を取り、より良い企業になるという決意を新たにします。そして、明日はもっと良くできると信じて一日を終えます。リーダーは消費する以上に創造し、常に物事をより良い方向へと導きます。

OLPについてのアドバイス

ここで重要なポイントですが、ポジション、経験年数によって求められるOLPが違います。
例えば今回私が応募したクラウドサポートエンジニア(第2新卒)の場合
チームを率いた、また採用などを経験がある人は、ほぼいないと思うので
Hire and Develop the Bestなどは聞かれない可能性があります。
また障害ケースの対応がメインなので、Dive Deepのようなトラブルシューティングに関わりそうなOLPが必須になってくるという意味です。
どのポジションでも絶対に聞かれるOLPは
Customer Obsession
Ownership

またほぼ聞かれないOLPとして
Strive to be Earth’s Best Employer
Success and Scale Bring Broad Responsibility
などがあります。2024年時点での話なので今後変わっていく可能性がありますが、多分聞かれないと思って大丈夫かと思います。

最終面接(ループ面接について)

このサイトを読まれている方はご存じだと思いますが、ループ面接とは
1時間ごとの面接を繰り返すといった面接手法です。

1人の面接官あたり2個のOLPが質問されます。
そのため、4人の面接官と面接が決まっている方は8つ
5人であれば10つほどきかれるといった訳です。

STARメソッドについて

STARメソッドというのは
状況(Situation)
課題(Task)
行動(Action)
結果(Result)
の頭文字を取った回答方法です。

例としてあげるのであれば
Q) いままでの中でもっとも大変だったことは何ですか?
A) 当時、このような状況でこういった問題が発生していました。
そこでこういう課題を解決するためにこういった手法が必要だと考え行動しました。結果、こういった成果を得ることができました

のような回答の仕方です。

クラウドサポートエンジニアであれば多分聞かれるであろうOLP

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