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始まりの連鎖|基礎体温測定は寝起き綱渡り

『続けられるかどうかはまた別のエネルギー』
と書いたように、始めることこそできたものの、続けられるのかな…?とまだ自分を疑いながら過ごしている。

でも気が付いたら、今までの生活には組み込まれていなかったアクションがいくつかもたらされた。


1.不妊治療の診療予約をしてから
  ①基礎体温を測るようになった。
  ②診療前にWEB問診票を送信するため、過去の治療歴を見返した

2.noteを始めてから
  ③canvaを登録した。
  ④canvaで簡単にアイコンを作ってみた


どれも些細なアクションかもしれないけれど、新しいことを4つも取り入れることができた。
一つの始まりが、別の始まりを呼んでくれたみたいに。



以前 妊活をしていた当時、「基礎体温を測る」という行為ひとつ取っても、妊活ってとことん「義務」なんだなぁ…。と思うことばかりだった。特に基礎体温測定は、朝目覚めたその瞬間に、”せねばならない” こととして待ち構えている。

ぼんやりと、朝か…起きなきゃ…と思うよりも先に、「基礎体温測らなくちゃ」と、手探りで枕元の体温計を手に取ることから一日が始まる。しかも寝起きの口の中・舌の裏にさすのだから、あまり心地よいものでもない。

それで終われば済むのだが、そうはいかない。
表示される数字に応じて、(今日はいい感じ)とか、(そろそろ排卵だな)とか、(なんか乱れてるぞ) (あ、だめかも) と気分を左右されることになる。
調子によっては、〇〇〇したはずなのに… あのとき〇〇〇だったから… と、私生活との答え合わせに考えが張り巡らされる。

寝ぼけまなこで始まる朝の数分間。
重たい瞼をこすりながら、時にはセーフセーフと唱えたり、時にはダメージをくらって落ち込んだり。
基礎体温測定は、寝起きで綱渡りにチャレンジするくらい不安定だ。
そこからカーテンを開けて太陽の光を浴びようと、白湯を飲んでほっとしようと、ストレッチをして体をほぐそうと、朝一番に揺らいでしまった自律神経とモヤモヤは、簡単には戻ってくれない。

赤ちゃんを授かるための当然の義務といえば義務だし習慣でしかないし、そこに意義や感情を結び付けなくてもよいのかもしれない。
でも、妊活ではそういう行いの一つ一つが、「授かるための条件」のように課されていく感覚になる。条件を一つ一つクリアし、星を集めてステータスを積み上げれば、ゴールに近づいたのかな?
以前の私は、途中でリタイアした。

それを、ようやくまた習慣として始めることができた。始まりが始まりを呼んだ、連鎖のように。
まずは基礎体温測定から。「一喜一憂しすぎない」ということも、妊活では必要な条件なんだと思う。
ただこなすことに集中しよう。寝起きでも、渡り切ればそれでよいのだ。


始まりの1歩から2歩目へと差し掛かりそうな、始まりの連鎖。
2歩から3歩へと歩き出せるようになるかは、まだこれからの話。

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