脳腫瘍のこと②

次の日に少し大きめの病院へ紹介状を持って診察に行きました。雨と風がすごく台風のような日でした。傘をさしても、スカートがびしょびしょになるほどでした。予約もないので、かなり待ちましたが診察室へ・・・
脳神経外科・・・の先生にしては、若くてそしてイケメンの先生。
先生「昨日も聞いたと思いますが、5センチの腫瘍があります。おそらく悪性ではないと思うけど、良性のものなのか悪性のものなのかは、細胞検査をしてみないとわかりません」
私「はぁ・・・」(現実を飲み込めていない)
先生「セカンドオピニオンを希望されてもいいのですが、大きい病院とか大学病院とかになると、検査や手術などの予約を取るのも何か月後になってしまう。ここの病院ならすぐに入院して検査をし、来週には手術ができます。まだ、若いので早い方がいい。一人暮らしですか?」
私「はい」
先生「!!  なおさら早くした方がいい」
私「セカンドオピニオンを希望しません。よろしくお願いします」
先生「では、来週の火曜日に手術はどうでしょう?今日このまま入院して検査を始めましょう」
私「え・・・今日⁈ 一旦、帰宅して入院の準備してきてもいいですか?」
先生「いいよ。何時ころに戻って来れる?」
私「夕方ですかね・・・」
・・・なんて躊躇し、決めかねていた。
いろいろな手続きの合間に、彼にLINEをした。
すると
彼「今からそのまま入院しないと怒るからね」
その言葉に覚悟が決まり、
私「色々、言いましたが今から入院します・・・」と看護師さんに伝えた。

昨日は、近所の脳神経外科クリニックに行きました。それは火曜日。
今日は、少し大きめの総合病院に行きました。水曜日。
水曜日の午後から入院し、手術をする為の検査、MRIもしたかな?腫瘍マーカーだったり、出血してどのくらいでちが止まるかみたいなもの、動脈がどうの・・・5個くらいした気がする・・・

開頭手術は、次の週の火曜日に決まりました。
目まぐるしい展開・・・

次の日、木曜日に主治医の先生が開頭手術についての説明をしてくれた。
開頭手術の前に腫瘍に栄養?血液を送っている血管を閉じる為、土曜日にカテーテル塞栓術をすることになりました。なんたら、かんたら・・・
20分位わかりやすく話してくれましたが、まだ自分のことと思えずに「はぁ」しか言えず・・・
先生「何か質問とかありますか?」
私「(就職試験みたいに質問はしないといけないのかなぁとか考えながら)えっと、開頭手術とは、ドリルで穴開けてそこを切って・・・みたいなテレビで見たりするやつをやるんでしょうか?」
先生「そうです。開頭して腫瘍をできるだけ取り除き、ボルトで・・・」
私「ははは・・・(-_-;)」

あっという間に、入院生活が始まる・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?