スポットライト

雲が引いたかもわからない闇い空を
見上げながら歩くこんな夏の夜
すぐにまた嫌のことばかり浮かんでくるもんだから
できるだけ明るい、”上”を見つめてた

無意識のうちにつま先はいつもの公園へ
座るはあのベンチ、高くから差す古びた光を浴びながら。

キラキラを求めて生きても、すぐにボロが出て
何もしない自分にもまた、悔し悔し。
押しても引いても残るむしゃくしゃにさらに苛立ってまた焦燥。

妬み嫉みや深い闇が群れているから、輝くあのカリスマに
なりたいとは思わないしどうせなれないんだから
僕だけ照らすこの光くらいの感じが
今はちょうどいいんだ

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