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【雑記】動画を作れるスキルって一般化するんだろうなと思った話

思い立ったが吉日みたいな性格の人間なので、普段読んでる本とかを動画で簡単にまとめるようなコンテンツとかやっておこうかなと思ったんですよ。

元々、Youtubeで知り合いとかに動画見せるような非公開チャンネルは持っていたんで、それを切り分けて準備をしつつ、どんな動画の作り方が簡単かなぁと思って、目の前にMacがあるけどせっかくだしiPadだけでどこまでやれるか試してみました。

iPadなので、iMovieもあるんですけど、お試しということでAdobe Spark Videoを使ってみました。

Adobeが出してる無料の編集ソフトで、画像と音楽、簡単なテキストを組み合わせることができますし、何パターンかの画面パターンや配色を変えることが出来ます。

このアプリも含めてSparkのシリーズ自体、今後のSNSを見据えて、手軽に素早く自分で制作出来るということにフォーカスをしているらしく、素材を上手く活かしていけば、非常に手軽に作れてしまうのは魅力的ではあります。

実際この動画もまず、本を読みながら、Trelloを使ってキーワードを書き足していきます。そこから動画で使うものを抜き出して並び替えたり、付け足して流れを決めた上で、アプリを触っていきました。

構造としては、パワーポイントに近くて、1枚画があって、そこにオブジェクトを足していく。画の表示秒数を変更して、次の画に変わるというような作りになっています。

一番楽だったのは、画面内にある録音ボタンを長押しするだけで声を録ることが出来て、簡単にナレーションが入れれるし、すぐに聴いて、撮り直しももう1度ボタンを長押しするだけです。非常に手軽。

全体のオブジェクト配置が終わって流れが見えたところから、ナレーション用の言葉をパソコンのメモ帳に一気に書き起こしていきました。

あとはなんとなく流れの悪いところがないか見直して、アプリから書き出した後、Youtubeにアップして完了です。

手探りでやった割には6時間程度で完了しました。

 

【これから動画作りは当たり前のスキルになる】

元々、大学でイラレやフォトショもしこたま触ってきましたし、その頃からちょいちょいFinal Cutで動画の編集もしてたので、ぶっちゃけMacで処理すればおそらくもう少し凝ったものも作れるというのは確かなんです。

けど、Tiktokのような文化だったり、今の10代、20代って自分がコンテンツを作っていくということをナチュラルにしているなという実感を、自分の手で体感してみようという気持ちがありました。

パソコン離れしているというデータだったり、自分の姪っ子を見てても、0歳児からタブレット端末に慣れ親しんでいる新人類を見たら、そういう操作や情報は能動的にやっておきたいなと思ったわけです。

もう1つ加えて、先日NHKで特集されていた歌い手のまふまふさんの番組を見ました。ボカロの最初期は味わっているのですが、歌い手文化というのは深く足を入れたことがないので、その影響力を味わっていなかったのですが、ドーム公演や10代女子の反応を見て、自分が少しその層から離れていた感覚を覚えたのでした。

ボカロ然り、歌い手さん然り、MVの制作の多くは絵師や動画を担当するクリエイターが存在しています。彼等の多くは当然、プロだけではありません。かつてはおそらくオタクと呼ばれる属性の人間だけが絵を描いたりしていたわけですが、例えばインスタグラムだったり、SNSの発展だったりスマホの普及によってそうではない人達も当たり前のように写真や動画の加工をする時代に突入しています。

特に女性は複数の加工アプリを使い分けるのは当たり前で、それがフォトショに変わろうが、ツールのどこで何をやるというのさえ分かってしまえば、順応してしまうと思うのです。

 

さらに感じたのは、Adobe側の変化です。正直、今の環境はかつてのものを引き継いだままなので、サブスクリプションモデル以降のAdobeというのを体感していませんでした。

およそ、月6000円程度払えば、様々なアプリを使うことが出来るというのは、かつて十数万払わなければAdobe製品を使えなかったことを考えれば衝撃的だし、写真の加工やデザインだけではなく、動画を作ることの障壁も非常に低くなっているのではないかと感じたのです。

お酒を外で飲む人なら一回我慢すれば、それらが手に入ってしまう計算になります。

また、がっちりやるんだったらパソコンが欲しいところではありますが、タブレット端末やモバイル機器で完結する制作の波は今、まさに来ているように思います。

かつてのモバイルアプリはフル機能とは言えませんでしたが、Adobe製品の様々なものがモバイルでありながらフル機能で使えるようになってきていますし、新しく出てくる製品はiPad Proでのユースを前提にしているようなものも見受けられます。

その他の無料の製品、特に動画の制作においてはAviutlのような代物を使いこなす以外は、結局Adobe製品などを使うのが手っ取り早いのは確かで、これだけ手軽に触れるきっかけがあるのは羨ましい限りでした。

 

【プログラミングもいいけど】

プログラミング教育そのものは良いと思うんです、論理的な思考を育むという意味では。(それを公教育が現時点で活かせるとは思えないのだけども)

でも、今後の社会のことを考えると、コンテンツそのものを作る能力という方がもっと重要になってきて、既にAIが新聞記事を書く試みはされているし、動画だって自動的に抜粋して動画を編集するということが行われ始めています。

そういう手助けを受けながら、発信する力や構成力を見せる力というのは、人間の能力によってくるのではないでしょうか。

自分が色んな会社に勤める中で、大学時代にフォトショやイラレを触ったり、サイト制作をしたりしていた技術は幾度となく活かされる機会がありました。今、動画を作るスキルを持った子達が社会人になって、それを活かす機会が訪れたら、広告の出し方やマーチャンダイズの在り方も大きく変わっていくかもしれません。

まぁ、それも会社側が相応の環境を用意できるかが重要だとは思うのですが。

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