見出し画像

「循環ガチャ」が「身近な発明チャレンジ」で総合賞を受賞しました

こんにちは LODGEの中島です。

LODGEとFablab安芸高田共同で設計・開発した「循環ガチャ」が、NISSAN主催の「身近な発明チャレンジ」にて総合賞を受賞しました。

以下、審査員からいただいたコメントを抜粋します

教育体験の成功とは、参加した人たちが自分自身のやり方で、そのテーマをもっと知りたいと思うようになることです。ガチャが世界のポップ・カルチャーで注目を集めるなか、このプロジェクトは若い世代にリサイクルを遊び心あふれる方法で伝えているという点で、とても意義深いと感じます。カプセルの中身をデザインするという発想も面白く、学習体験を次のレベルへと押し上げています。このプロジェクトは、オープンソースとして公開されていて、誰でも、遊び心にあふれた学びと、自分なりのリサイクルの形を作り上げることができます。古いものと新しいもの、遊び心と学びの融合(remix)は、究極のブリコラージュだと私は思います。 (日本語訳)

審査員コメント : Kyle Liさんより

コンペのテーマはBricolage(ブリコラージュ)*1 で、最先端の技術はもちろんのこと、身近に溢れたモノも、見直したり、組み合わせることで、日常生活をより豊かにするアイデアを募集するモノでした。

「循環ガチャ」は、2022年 7月に公開して以来、全国16ヶ所以上で政策の報告をいただいています。各地の土着の素材を景品にしたり、海岸で拾ったゴミをリサイクルしたアクセサリを景品にするなど、使う人・場所それぞれでアレンジが施され、イベント会場やレストランなど、さまざまな場所で活用されています。


現在、設計チームでは、より現状のニーズに即した新しいガチャガチャのモデルを設計中です。
具体的には、以下のようなアップデートを検討中です。

  • 常設して無人で使える形から、イベントにより特化した形に

  • Lサイズ、Sサイズ 2種類のサイズ展開

  • 使用する部品数・組み立てステップ数の大幅な削減

  • 対応するカプセルサイズの拡大(現状:56mmサイズのみ → 100mmサイズまで利用可能に)

データが完成した際には、X(Twitter), Instagramなどでお知らせしますので、どうぞお楽しみに!

設計中のModel-LとModel-S。Model Lは洗濯機くらいのサイズです。デカい。

*1:
ブリコラージュとは、1960年代、フランスの文化人類学者であるクロード・レヴィ=ストロースが著書『野生の思考』のなかで提唱した概念である。

「寄せ集めて自分でつくる」「ものを自分で修繕する」「器用仕事」とも訳される。