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日々是開運 其の80落雁


仏教のお供物として発展していった落雁。
口の中で溶けてなくなるように
苦がなくなるように…という意味でお葬式のお返しになったり、鯛や鶴のモチーフで縁起の良いお茶菓子に。

今日いただいたのは鳩の落雁、鳩は西欧ではオリーブの実を持ち帰っての創世記の大洪水が終わったことを告げた幸運の鳥、日本でもつがいを替えない夫婦円満の象徴だったり平和の象徴でもあります。個人的には昭和30年代後半まで各新聞社では伝書鳩を使っていて、オリンピックや甲子園の記事を送るのに活躍しましたし、現在の戦争においても湾岸戦争で配備され、デジタルゆえの情報漏洩を避ける為に、通信機器の切断などゲリラ線を想定して鳩の活躍が期待されています。そういう意味も含め、鳩は何かしら知らせを告げる象徴でもあります。
小さな福を口の中で楽しむ
これこそ口福=幸福



美味しかったです。
ありがとうございました。

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