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介護における“声かけ”と“傾聴”の重要性について

これまで介護をしてきて、“声かけ”や“傾聴”の重要さについて思うところがあったので、ペンをとろうと思う。

今回、話の中心となる一つ目“声かけ”とは、
利用者に対し「元気ですか?」「調子は良いですか?」などと言う、コミュニケーションにおける声かけである。
移乗などの際にこちらから行う声かけ(例えば対象の利用者がベッドで臥床中、「○○さん、これからここ(車椅子)に移りますよ」など、これから行うことを声に出して利用者に伝える声かけ)とは違う、前者の方の声かけについて書いていく。

まず、前提として
私は高齢者専門棟である老健施設に勤務している。
例えば認知症の方に対しての接し方、
特に話しかける時には後方から話しかけず、まずはその人の視界に入る場所から「○○さん」と声をかけ近づく。
そうする事で利用者は不安にならないし、背後から話しかけるという事は、利用者がこちらを振り向いたその拍子に転倒する危険だってある。

コミュニケーションの目的、
それは認知症の進行予防にもなるということだ。
言葉を発しないことは、やがては話すのを忘れていくということに繋がってしまう。

閑話休題

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