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暗くて夜景が撮れない?だったら、ありもしないトコロから「光をひねり出して」しまえ!

一眼を手持ちで夜景を撮るなら、
「マニュアルモード」

「マニュアルフォーカス」
にしよう。

まずはMモード。

どのメーカーの一眼でも
マニュアルモードは「M」表記されてる。

マニュアルモードは
シャッタースピードと絞りとISO感度を手動でいじれる。

夜景は文字通り暗いトコロなので
カメラにとって大事な「光」が乏しい。

しかし、現実問題、太陽はいない。

これではお話にならないので、
どこからか光を調達する。

ありもしない所から光を生むには
「光を捻出」すればいいので、
ここでマニュアルモードの出番となる。

まずはISO感度。

ISO感度は光を増幅させるブースターで、
わずかな光でも設定次第で大幅に膨れ上げることが出来る。

夜とは言え、
山奥のような漆黒の闇ではないのだから、
周りの照明や街の明るさで充分補える。

昼間はISO100〜400くらいだろうが、
夜ではISO12800にまでアップさせよう。

最近の入門機 EOS KISS X9 でも
ISO25600まで上げられるので、
旧式じゃなければ難しくないはず。

つぎは絞り(F値)。

目で言う「瞳孔」のようなもので
瞳孔が開くと(F値小さい)たくさん光を取り入れる。
瞳孔が狭まると(F値が大きい)あんまり光を取り込まない。

なので、
ここでは深く考えず、
めいっぱい瞳孔を開こう。

f/2.0〜3.5あたりにして、
着けているレンズの一番明るい状態にしておく。

最後にシャッタースピード。

ISO感度、絞り、とで
かなり光を取り入れる状態にしたけど、
ラストは「まばたき」をいじる。

どんなに明るい状態を満たしても、
まばたき(シャッタースピード)が早過ぎれば真っ暗だし、
逆に遅過ぎれば真っ白。

ここは1/125秒あたりに設定して、
暗いようなら更にスピードを遅く、
明る過ぎるようなら更にスピードを早くしてみる。

「シャッタースピード優先でもいいんじゃない?」

という考えが頭をよぎるかもしれないが、
絞りを固定するためのマニュアルなので
やはりMモード。

S/Tvモードでは
絞りが勝手に変動してしまうのでダメなのだ。

さて、光の捻出は終わり。

このまま撮影してもいいけど、
半押しにしてもレンズが落ち着かなく、ピント合わせが上手くいかない。

こんな時はオートフォーカスではなく、
マニュアルフォーカスを使う。

上のレンズの写真で言うと、
左側のリングを動かす事でピント合わせを手動で行える。
(右側のリングはズーム)

まずは設定でAFからMFに変えておく。

機種によってやり方が違うが、
レンズに切り替えスイッチがある場合と
本体の設定で切り替える場合とあるので
先に把握しておこう。

MFに出来たら
ファインダー越しにピントが合うまで
左側のピントリングを回す。

被写体がクッキリした瞬間、
シャッターを切ればいい。

いかがだったかな?

これで三脚無しでも
夜景が撮れるようになるはず。

もし、
この記事の言ってる意味がわからなかったら、

▪️Mモード
▪️ISO12800
▪️f/3.5
▪️1/30秒
▪️マニュアルフォーカス

で、設定してみて欲しい。
さぁやってみよう!

取材費になります!