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闇との対話

究極の霊障病さんの光の前世療法:
光との対話 今日のテーマは「闇ボスを癒す2」です。

降り立ったのは・・・暗いススだらけの洞窟でした。奥にドヨヨーンとくすんで黒くなった闇ボスの背中が見えました。今日の黒さは6でした。
「闇ボスさん、なぜそんなに黒いのですか?」
「え? もう遅いよ! ずっと待っていたんだから。見てくれよ! またこんなに黒くなっちゃったじゃないか!」
息苦しくなってきたので、いつもの宇宙人さんに助けを求めると、金色の宇宙人さんが降りて来て、
「早くこれを被って! しかしすごいね! ここは真っ黒じゃないか! さぁ 早く闇ボスさんを楽にしてあげてね」
「闇ボスさん、そこに座っていてね」
愛の光をいっぱい浴びると、手からキラキラした砂みたいな粒子が出てきました。
その愛の光の粒子を闇ボスさんの上からファーとかけてあげると、すぐにススが消えていきました。
「闇ボスさん、もう大丈夫ですよ。今で3くらいです。この洞窟の中もすべて宇宙人さんがきれいにしてくれましたからね」
日傘に3㎝ほど積もっていたススも、きれいになりました。
「あぁ、よかったぁ。ありがとう! 昨日3にしてもらったでしょう。だからその後、とても心地よくなったんだよ。今日はさっきからすごくしんどくなって、君が来てくれるのを待っていたんだよ」
「闇の神さま、なぜ今日の午後から私の左胸は、こんなにも痛かったのでしょうか?」
「あなたは排毒していますからね。だから、その毒が昼間までにどんどん溜まってきて、昼からはいっぱいになってしまったからでしょう。
だから闇ボスもこんなにススを被ってしまいました。あなたが毒を出すことは良いことなので、仕方ありませんよね。
それでも午前中は、オ・ホノボノで大丈夫でしたよね。
徐々に良くなってきていますよ。今日だって、あんなに真っ黒だったけれど、黒さは6でした。以前の10とは違うのだし、今はかなり薄くなってきているので、着実に進歩していますよ」
「闇の神さま、私の中の毒は、まだどれくらい溜まっているのですか?」
「まだ50くらいあります。昨日は60でしたね。これくらいのペースがちょうど良いでしょう。
あなたはあまり自分を責めてはいけませんよ。焦りたい気持ちはわかりますが、焦ってもいけません」
いつものように観音さまに抱かれて、光の世界へと戻ると、妖精たちが駆け寄ってきました。
「今日も真っ黒だよ。ちょっとみんな来て見てよ。こんなに真っ黒なんだから。最近、いつもこんなふうに真っ黒になってくるんだよ。ほら! ススを払うと、ぜんぶ光になるんだよ。この光をよく見ると、とてもきれいなんだよね。なんだか光の世界の光のようにも見えるんだよ。すごいね。こんな光もあるんだね。
さぁ、みんなでススを払ってあげよう!」
そして、大きな光の中で浄化されながら、光の神さまの声が聞こえてきました。
「あなたの中から出る愛の光には、すごい力があることがわかってきたでしょう。
今日、あなたの手から出る愛の光の粒子が見えたでしょう。
闇ボスさんもとても癒されていましたよ。
自分の持っている愛に自信を持ってくださいね」
「光の神さま、私の持っている愛は、どれくらい大きなものなのですか?」
「あなたの愛はピンク色で・・・今、見えているでしょう。羽衣のようにとても柔らかくて、みんなをフワフワゆらゆらと包み込む愛ですよ」
妖精たちが待っていてくれました。
「あぁ いつものようにきれいになったね。よかったね、さっきとは全然違うよね。
さぁ 早くあっちに行って遊ぼうよ。今日は見せたいものがあるんだよ。すごくきれいなお花を咲かせてみたんだよ。ほら、このお花畑はみんなで作ったんだよ。すごくきれいでしょう。あそこでちょっと寝転んでみてもいいよ。すごく癒されるでしょう。
今日はどこに行ってたの? さっきの黒いのは、どっから持って来たの?
みんなであの黒い光の塊になってみようかって話してたんだよ・・・」
妖精たちの楽しそうな話は、まだまだ続きそうです。
闇ボスさんが現れて、大きな声で喋り始めました。
「オレは世の中の人たちに言いたいことがあるんだ!
闇も本当に辛いんだよ。
闇も人間の中に入って、その人間がアンタみたいに良い人ならいいけどさ、良くない人間だと本当に辛くてさ、今は楽させてもらっているから、その辛さがわかるんだよ。
今、みんな自分の中に闇がいるからさ、それと向き合って欲しいんだよ。
多分、こんなに辛い思いをしている闇は少なくないんじゃないかな。
闇も人間もお互いに辛くなるからさ、闇からは何とか気づいてもらいたいと信号を送っているんだけどさ。
それに気づいてくれるか、くれないかで、お互い運命共同体なんだし、もし病気になって死ぬ時にも一緒に死ぬわけだけどさ。
オレの言いたいことは、みんな誰もが闇を持っているから、その闇の存在に気づいて欲しい、ということなんだよ。
オレはアンタが気づいてくれたから幸せだし、毎日癒しに来てくれるからな。薄くなった時には、健全な闇として本当の役目を果たしたいし、アンタを支えていこうと思ってるんだよ」
「光の神さま、地球は今日、どれくらいの光で満たされていますか?」
「8.6です」
「闇の神さま、どうしたら自分の中の闇と向き合えますか?」
「自分が今まで目を背けてきた、自分の中の負の感情や押し殺してきた気持ちに向き合うことです。でも、なかなかできることではありません。
嫌な出来事は、自分で無意識に記憶から消そうとするからです。
闇ボスの言っていることを自分の力でできる人は、そういません。
人間の中に入っている闇は、闇ボスの言うように、闇に気づいて欲しいと思っていますが、それが難しいことなのです。だから、人間はみんな、おかしくなってくるのですが・・・」
「闇の神さま、それは難しいことですが、どこにヒントがあるのですか?」
「まずは自分を見つめることですね。
自分の中にある本来の魂の部分で見つめて、抑圧している思いや感情がないか? 押し殺している自分はいないか? そういう自分がいても良いのですよ。
そこに気づくことから始まります。
気づいて、認めてあげる。それができたら、闇もだんだんと解消していきます。
さっき闇ボスが言ったのは、思わず自分の思いが出てしまっただけですから、あまり気にしなくてもよいですよ。
それにしても、さっきの闇ボスはよほど言いたかったんでしょうね。他の神さまたち、誰も話を差し込めなかったものね」
観音さまもおっしゃいました。
「とても闇ボスさんと信頼関係ができてきましたね。よかったです。それはとても良いことですよ。
光の国の光と繋がると同時に、闇にも繋がっていないといけませんからね。どちらに片寄ってもダメですよ」
「観音さま、この左胸の痛みのことを教えてください」
「あなたはここにばかり、昔から傷がありますからね。
まだ後遺症みたいな感じが残っているのですよ。
仕方ないですが、少しずつ喜びを知ってきたから、良くなっていきますよ。大丈夫ですよ」


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