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「人生を豊かにする地方移住」コラムを明日からお届け!

Local stay 八ヶ岳は「中長期滞在」をサポートするメディアで、地方に関係人口を増やしたいという思いで運営しています。

「中長期滞在」の先には、暮らしたい地域で暮らし続ける「移住」もあるわけですが、移住に成功するしないは、やはり知識やノウハウが必要だと思います。

都市から地方への移住って結構流行っている感がありますよね。

最近の地方移住は、地方創生というテーマを掲げる国や地方自治体が、地方の労働人口を増やそう、地方での起業を応援し、地域の事業を活性化させようという動きに伴って生まれた、現役世代の動きが注目されています。

「少子化」という言葉が盛んに唱えられ始めたのは、バブル崩壊後の失われた10年が過ぎて景気回復し始めた時に、あら若い労働力が少ないんじゃないか、労働者が少ないと当然消費者も少なくて物が売れなくなったと社会が気づき出した頃かと思います。

特に地方の人口減少が凄まじいことになっていて、労働する人も消費する人もいないから産業も企業も衰退し、事業や土地建物の承継ができなくなっている。納税も少なくなり行政サービスの維持も難しい局面になっています。何としても都市から地方へ人口を移動させないといけない。

そこで国や地方自治体が中心になり「地方創生」を巻き起こしバックアップしているわけです。

「少子化」という言葉は20数年前くらいから言われていて、多くの人はもう耳タコだと思うのだけど、なぜ子供が産まれないのかについて深堀りして調査分析して対策しないので、根本的な解決がなかなかできない。だからやっぱり子供は産まれて来ないのですね。

それはそれとして、最近、都市で子供を持ちたい&持っている人たちが考えるのは「家族としての幸せな暮らし方と子育て環境」ですね。

少子高齢化と同じレベルで重要なキーワードとして唱えられているのは、「幸福度」。日本は先進国の中でもっとも「幸福だと思う」人が少ないという調査結果があり、国も憂いているわけです。
https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/r02/hakusho/r03/html/n1325c01.html

家族を大切に、もっと家族で過ごす時間を持ちたい、感受性豊かで人間力のある子供に育てたい。その時に、「どこでどんな暮らしをしたいか」を考えると、都市より地方かな、地方ならではの豊かな暮らし方で幸せを感じながら生きていきたいな、という選択をする人が増えていると思います。

もう一つ、私のようなアラ還の人たちが、若い頃のようにスピード重視で新しいことに取り組めなくなり第一線から退いたり早期退職を迫られる中で、「残りの人生をどこでどう生きたいか」を考えると、もはや都市で疲弊しながら消耗しながら生きていたくないな、落ち着きながら安らぎながら幸せを感じながら生きていきたいという選択ですね。

地方移住したい・する人のボリュームゾーンはこの2つだと私は考えています。

もう一つあるのは、若い単身者のIターンやUターン。大学を卒業して2〜3年、社会で働く経験をした人たちの、故郷へのUターンだったり、地方での起業や地域創生系事業へ就業するIターン。

地域おこし協力隊という、3年は地域で就労する代わりにお給料や家賃を国が支給する制度もかなり人気です。

若い単身者の地方移住は、確実にムーブメントが起きている気がします。理由は、都市も全体的に低成長時代になり「都市にはチャンスも幸せもそんなに多くない」と感じることに起因しているのではないでしょうか。

このことは特に都市部での少子化に繋がっているかもしれません。チャンスも幸せも「ないと思える」所では、積極的に家族を持ち子供を育てようとは思えませんよね。

企業の終身雇用制が保証されなくなり右肩上がりの給与アップは期待できない。時代の変化が凄まじくて、もはや習得したスキルで食べていけるわけではなく、次々に新しいことにチャレンジし続け対応しなければならない。焦燥感や挫折感を持つ若い人は少なくないと思います。

ただ、「都市にはチャンスも幸せもそんなに多くはない」という見切りで地方に向かうと、「いや地方にもそんなにあるわけじゃないな」とがっかりすると思います。

基本的に、自分の居場所や幸せは自分で創るものですよね。どこかに用意されていたり誰かがくれたりはしないのです。そして、地方自治体や地域の企業がくれるチャンスは「移住するまで・就業するまで」です。

実は都市にも地方にもどちらにも同じくらい「チャンスや幸せ」はあるわけですが、地方にあるチャンスや幸せは都市にはない素晴らしいもので、それに気づかない人が多い。

若い人が地方から都市へ行く時は、「大学に入るから」「就職するから」「お金が動いているし何となくたくさん新しい物がたくさんあって豊かに感じるから」という、やや主体性のない動きだったかもしれません。

都市で暮らしてみて、「本当の豊かさはお金や物じゃない」「暮らしたいと思える地域で暮らしていきたい」と考えた時、地方ならではの豊かさに気づき、人生を自分で選択し創造していく人が増えている。

「自分で選択し創造していく」ことには、自分が実感できる真実味があり、それがつまり幸せというものの本質なのだろうと私は思います。

では、地方への移住ってどうやるの?をちゃんと知って移住に成功しましょうということですね。

明日から地方に移住するヒントをお届けしたいと思いますのでお楽しみに。

●明日からのコラムテーマ

〜人生を豊かにする地方移住〜

①幸せの価値観を見直そう
②どこにいても収入を得られる職業、地域で役に立つスキル、複数の収入元を持とう
③暮らしてみたい地域で暮らしていこう
④暮らしをイメージしながら滞在してみよう
⑤家を見つける・地方の不動産と不動産屋さん事情
⑥仕事を見つける・就職か起業かダブルワークか
⑦行政サービスと地域の自治会
⑧予算とライフプランを作る
(リタイアまでとリタイア後のライフプラン・資産整理・引っ越し費用・リサイクルやゴミ回収費用・新しい家電や家具購入費・当面の生活費予算・月々と年間の家計予算・収入の見積)
⑨引っ越しの段取り・解約と契約・ご挨拶
⑩人生を豊かにするコミュニティと繋がろう




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