本の要約 マーケット感覚を身につけよう

マーケット感覚とは、何を見抜くための力でしょうか?そしてマーケット感覚を身に付けることによって何ができるようになるのでしょうか?

マーケット感覚とは、自分の売れるものに気がつく能力である。自分をどこで売るべきなのか、どこで高く売れるのかなど、一生懸命頑張る前に、市場の選択に力を入れるべきである。どんなに自分に能力や価値がないと思っても、ごく一部のエリートや成功者を除き、自分と似た人はたくさんある。そのマーケット感覚を身につけることによって、需要と供給を見極めることができる。例えば、自分が少しライティングスキルやSNSマーケティングスキルがあったとして、営業をするとする。その際のターゲットは、集客に悩んでいるがコンテンツマーケティングやSNSマーケティングについて全く無知の企業になるだろう。実際にこのペルソナの設定の仕方で成功した例を過去に聞いた。(当然、コンサルしながらかなり勉強したそうだが)また、マーケット感覚を身につけることで、市場の変化を見抜くことができる。コロナでも伸びている分野衰退している分野様々であるが、マーケット感覚があれば、需要が増える分野を見極め素早く移動することができる。このことは自分のキャリアを形成していく上でも活用できる力になるだろう。


要約

一番印象に残った言葉

「変わらなければ替えられる」

まさにこの通りだと思う。自分の代わりなんてなんぼでもいると思う。自分1人がサボって会社に迷惑かけようと、会社からすればその人材を切るだけで済む場合もある。何回かチャンスを与えてくれる会社はあるかもしれない。しかし、自分で泥臭く変わっていかないとそれで終わりかなと思う。僕には泥臭さが足りないと思う。良い意味での図々しさを出して、積極的にコミュニケーションを取っていきたい。

マーケット感覚を考えるワークとして、ANAの場合を考える。まず、ANAの競合や他社の航空会社が真っ先に考えられる。航空会社は、旅客便と貨物便に分けられる。このように、一つ一つ場合分けすることができる。

次は実際に飛行機を使う場合を考える。もしかすると現代では、移動せずにオンラインで会議や面接をすることがある。オンラインも飛行機にとっては競合である。

この後者が、マーケット感覚である。追記すると、カニのオンライン販売も競合になる。わざわざ飛行機に乗って北海道まで行く必要がないから。

話は変わるが、独占市場ならモノは高く売れるのか?スイカを売るお店が町に一つしかなくても、値段は上がらない。理由としては、スイカ自体のマーケットでの価値が高くないから。

その価値というのを論理的に思考する必要がある。例えば、ビジネス客が飛行機に期待する価値はなんだろうか。現場を観れるという価値。現場のものを食べれるという価値。そのにいる人に直接の会えるという価値。そこで、バーチャル空間などの新たなサービスが競合になりうる。

バーチャル空間もそうではあるが、インターネットの登場によって市場は変わった。ビットコインなど管理主がいないサービスも生まれてきている。ネットが普及すればするほど、世界的な規制の方が合理的になってくる。


マーケット感覚のある人は、どんなに良い商品を作っても、供給者が多すぎると儲からないと理解している。トリュフなどは、栄養価や味ではなく、需要と供給で値段がついていると言える。

国家資格が必要な職業は自動的に良い職業だと思われてきたが、これからは市場で強く求められている職業こそが、良い職業だと言える。

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