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東京から福井が近くなる!

もうすぐ北陸新幹線が敦賀まで延伸!

東京や北関東からは福井が近くなるし、関西からも福井が近くなる上に、北陸新幹線は東海道新幹線のバイパス路線としての役割をになっているため今後の災害対応時にも活かせる重要な路線。

そこで思い出したのが国交省時代に敦賀に出張したときの話…

現地の行政の方々とお話して最初に思ったのは京都訛りが強い印象。同じ北陸地域とされる福井や鯖江、金沢とは全く違う印象を持った記憶があります。

当時、敦賀を案内してくれた方にお話を聞くと、敦賀や小浜は近畿圏の色が強く、福井や鯖江は北陸色が強いとのこと。確かに、福井県自体は近畿地方整備局の管轄のため、行政政策上の目線は大阪に向いているとはいえ、敦賀と福井の間には大きな隔たりを感じたのは確か。

そして、敦賀の方々は福井とは異なる文化であることも話されていたことも特徴的でした。なんというか京都への憧れと京文化が色づいているんだという自負のようなものを感じた次第…(良い意味)

少し調べてみると、敦賀と南越前の間にある峠を境にして、嶺南(敦賀・小浜など)・嶺北(福井・鯖江など)に分かれているらしい。

江戸時代以前は小浜は若狭の国、それ以外は越前の国とされ、敦賀は越前の国としながらも所領の大半が小浜藩領だったことで、越前の国でありながらも風土的には近畿色が強く出ているのかなと思います。江戸時代も海産物の輸送の関係で京都・大阪との交流があったのも大きかったことも理由の一つかなと。

こちらの資料は福井県の成り立ち。面白いのは明治6年から明治14年までは福井県は存在していなかったらしい。ポイントは、明治14年の福井県設立まで紆余曲折あった部分。特に若狭の国が福井県に編入されたことが両者の文化の違いを感じる気かっけになっているはず。


*出典:https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/toukei-jouhou/hayawakari/haya20_d/fil/008.pdf

交通上も京都に近く、京都からは特急利用で1時間もかからずに敦賀まで行くことができるという利便性の高さ。

ちなみに敦賀から福井までは現在は特急利用で約30弱だったのが約17分で結ぶことになるため、京都・大阪・名古屋・岐阜からの福井までのアクセスが飛躍的に向上する形です。



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