見出し画像

どうしてゲームクリエイターになったの?【筆者体験談】 前編

今回の記事は、なぜ私がゲームのお仕事に就くことにしたのかをお話したいと思います。
言ってしまうと「何から何まで、とてつもなく運が良かったから」なのですが、そんな話を書き綴っていきます。興味があればご覧ください。

筆者のゲームとの関係

そもそも筆者は環境から恵まれていたと思います。
というのもよく親にゲームを禁止されて…などの話を耳にしますが、筆者の家は「親が率先してゲームをする」ような家庭環境でした。
マリオパーティを家族で遊んだり、父はMMO廃人だったり、とにかくゲームが側にありましたし、暮らしの一部でした。
小学生の時にゲームしすぎで1日1時間制限されたこともあったのですが、その制限を無視し続けるので結局有耶無耶になった。という話もありました。

そんな私の小学生の夢は「ゲーム屋の店長」でした。
なぜなら、ゲームに囲まれて一日中ゲームできるから(笑)という、なんとも小学生らしい夢だったのですが、結果的にその夢が叶ったような生活を今送っているのかなと思います。本当にラッキーですよね

挫折によるゲーム断ち

しかし、ある期間ゲームを1日1時間に抑える時期を迎えます。
それは高校受験に落ち、志望校に行くことができなかったという挫折でした。大学はせめて志望校に行きたい。ということで自然にゲームをやらないようになりました。

ちょうどゲーム業界も沈みがちな時期で、小売店が次々と潰れる現象と重なったこともあり、筆者はあれだけずっとやっていたゲームから自然と離れ、ずっと勉強していました。
この時期PSPでPSアーカイブスを遊んでいたので、ちょうど世代的に過去のゲームを知る機会にはなっていました。

そんな結果、大学は志望校に進学することができ、ここからゲームライフが加速することになります。

就活時点まで選択肢になかったゲーム業界

リベンジも果たし、志望校に行くことができた筆者は制限していた高校時代を取り返すかのようにゲームに取り憑かれていきました。
通学に2時間もかかる遠路だったこともあり、通学中にPSPと3DSを遊び倒し、家に帰ったらまた据置ゲーム…こんなことを繰り返す日々でした。
スマホはそんなに遊んでいなかった気がします。

そんな私ですが、この時将来の仕事をゲームにしようとは少しも考えていなかったです。
なぜなら、絵も描けなければプログラムも書けない。専門的な知識が一切なかったので、そんなものになれるはずがないと思っていたのです。

就活前に

そんな筆者にも就活が迫ってきました。友人たちと一緒に就活の準備を始めるのですが、そこでなんともいえない違和感に襲われます。
200社ほどにエントリーして、ひたすら面接に向かう友人たちを見て「自分にこんな真似はできないなあ」と思ったわけです。
そもそも自分は将来何がしたいんだ?」という葛藤をかかえました。大学で勉強している内容はすごく好きだったものの、職業にしたい!というものでもなかったのです。

目指してみませんか?

そんなこんなで漠然とした悩みを考えてるうちに、ある出来事が発生します。なんと自分の目の前に、ゲーム業界に過去いた方が現れました。
これはラッキーだと思って、直接その方に会って話を聞いてみることにしました。就職活動で悩んでいる自分にとって、その方の業界の実情や裏話はあまりにも面白かったわけです。

いろんな話を聞いているうちにその方からある言葉を投げかけられます。「もし興味があれば、あなたも目指してみませんか?」と。その瞬間に「あ、やりたいことはこれだ!」と心のうちが決まったわけです。
ただ、今から目指せるのですか?と当時その方に尋ねた記憶がありますが、「大卒から普通になるケースもある」と言われ、
なら可能性がある。これは目指すしかないんじゃないか。
ということで、就活をゲーム会社一本に絞ることにしました。


ここまで書いてきましたが、少し長くなってしまいましたので、続きは後編にて述べたいと思います。お読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?