見出し画像

転職記⑤(社長面談、オファー面談)

役員面談以降、「辞退」の気持ち80%は変わりませんでした。その気持ちのまま社長面談を受け、ありがたく内定をいただきました。その後のオファー面談では正式に「辞退」をお伝えしようかと思っていましたが、オファー面談でいただいた言葉から、改めて考え直します。今回は気持ちが軽くなったオファー面談の内容を中心にまとめたいと思います。

1.社長面談

私のエントリーの判断基準は、「社会課題」を解決するような事業か、「日本のモノづくり」を活性化するような事業内容かどうかという点でした。内定を頂いた会社は後者に該当し、社長はバリバリの技術畑の方でした。

社長面談はオンラインで約30分ほどでしたが、社長からは入社後に対応してほしい業務内容について説明を頂いた後に、今までの面談で聞かれたことを一通り質問された感じでした。
技術畑出身ということもあり、私からは製品の技術面のことを質問させていただきました。

約30分の社長面談の翌日、正式に内定をいただきました。

2.コンサルタントへの連絡

コンサルタントからメールで内定の連絡が入り、オファー面談の日程候補日の連絡が入りました。
私の頭の中の「辞退」の2文字は消えていなかったので、このタイミングで「辞退」するつもりであるとの旨をメールで伝えました。

そのメールに対するコンサルタントからの返信は、「一度オファー面談で人事と話した後に、もう一度考えてみてはどうでしょうか?」といった内容でした。

3.オファー面談

オファー面談とは、企業側と労働条件についての擦り合わせを行うための面談になります。基本的には人事の方との面談が多いのかと思いますが、私の場合は人事の方から労働条件の説明に加え、一緒に働くことになる二次面談の面接者から、「Onboarding Plan」という入社後の導入時の仕事計画についての説明がありました。

一連の説明の後、人事の方から私の意向を聞かれましたので、私からは、正直に「迷っている」と回答し、迷っている理由について、
・役員面談後に、かなり大変なのではと思うようになった
・会社の上場タイミングと子供の中学受験のタイミングが重なりそうである
・中学受験は私がメインで娘に伴走する予定でもあり、一時的に思うように働けずご迷惑をかけるリスクがある
といったことをお伝えしました。

私の不安に対し、人事の方からは、
・組織なので私一人に負担がかかるわけではない。
・中学受験時に忙しいのであれば、一時的に派遣の方に来てもらうこともできる。
・上場もまだ確定しているわけでもない
・役員自体も家族第一の働き方をしている。
といったことを、とても親身になって説明してくださいました。

何よりも人事の方が同世代で3人のお子さんを育てているワーママであること、それぞれの受験が迫っていること、そんな中でもスタートアップでお仕事をされている、ということが何よりも励みになりました。

また同席してくださった二次面談の面接者からは、上場に向けてどのようなことをしなくてはいけないのかということについて、大枠を説明してくださいました。

その説明を聞いていると、上場に向けてどのような仕事が必要なのか?ということを知らず、また調べるでもなく、漠然と大変だと不安になっていることに気づきました。

一連の説明の後、人事の方から回答期限の提示があり、私からは「改めて回答します」とお伝えしました。

オファー面談の前に、辞退の意思を表明した方が良いのではと迷いましたが、オファー面談で本音ベースでお話しができたことは本当に良かったなと思っています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?