見出し画像

早期発見した病気(ステージ0乳がん)のことVol.15(セカンドオピニオン後にしたこと)

セカンドオピニオンの結果を受けて、やはり手術が必要と納得しますが、「大人しいがん」「患者さん次第」と言う言葉に、また少し迷ってしまいます。ただ今回は「セカンドオピニオンで言われたことに従おう」と決めていたので、「手術する」という決断を変更しませんでした。そして「半年くらい考えても良い」と言われたので、半年後に手術すると決め、担当の医師にも電話で報告します。
仕事の方では、年度末である3月末に退職したいと思っていましたが、手術や入院を考えると保険の関係もあるので、こちらも半年間延期することにします。
今回はセカンドオピニオンを受けて、今後の方向性を決めた2月を振り返ります。

1.手術の時期を決める

セカンドオピニオンを終え、帰宅後に医師が書いてくれたレターを夫と一緒に見ました。レターの内容は、外来時に言われたことと同じでしたが、要約すると以下の通りです。

・医学的には、切除が適切。再建可能
・非浸潤性乳管がんに関しては、世界的にも非切除の臨床試験が行われており、切除しない方向性が模索されている。ただし、結果が出るのはまだ先になる。

非切除の臨床試験の結果が出てくる頃には、また違った治療法を勧められたのかもしれないと思うと、もどかしい気持ちになりました。

すぐに手術するのではなく、経過観察を続けようかと迷ったりもしましたが、とりあえず「手術する」ということだけは決めて、手術の時期を6ヶ月後に決めました。
6ヶ月間あれば、何か心も変化するだろうと自分を納得させましたが、もうこれ以上今は考えられないという状況でもありました。

2.担当医への連絡

担当医へはセカンドオピニオンの結果が届いたであろう時期を待って、2月中旬頃に電話でご連絡しました。
お伝えした内容は、「6ヶ月後の夏頃に手術を受けたい」ということと、「手術のどれくらい前から通院を再開すれば良いか?」ということで、医師からは「4月くらいから来てほしい」とのことでした。
私からは、「またその時期になったら予約させてください」とだけ伝え、電話を切ります。

医師としては、決して気分が良いものではなかったと思いますが、大人の対応をしてくださいました。

3.退職時期の延期

2月は1年間の振り返りをする時期でもあるため、上司と年度末の振り返りの1on1ミーティングを実施しました。
その時間調整のための上司からのメールには、私が11月に打ち明けた退職の意思に対して、「もう一度考え直してもらえないか?」といった内容が含まれていました。
手術のことと、仕事の退職のことを一緒に考えるのは容量オーバーな状況でしたので、上司には一旦2月下旬まで待ってくださいとリスケを依頼します。
この状況で会社への残留依頼をされると、流されてしまうリスクがありそうだと判断してのリスケでした。

そして、手術の時期を決め、医師に連絡し、退職に関してももう一度考え、色々と自分の心が整理された状態になってから1on1の日を迎えます。

私からは、
・退職の時期を半年遅らせて9月末にしたい
・7月に入院するため、2週間ほど会社を休みたい。ただ入院中も仕事は可能
の2点だけ伝えました。

上司からは、色々と「こんな良い会社辞めるのは勿体無い」と言ったようなことを言われましたが、キッパリと退職の意思を貫きました。

きっとここで揺れていたら一生後悔していたと思います。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?