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広がりつつある現場のニーズを汲み上げ、相互補完的に横串を刺した支援

 新型コロナウイルス感染症対策で国や都道府県がさまざま支援策を講じています。
 しかし、その対象に含まれない、あるいは含まれていても胃炎される金額が不足しているケースが多いことは、私のnoteでも伝えてきた大きな課題のひとつです。
 最近、国や都道府県の支援の穴をふさごうとする取り組みが、市区町村を中心に積極的に行われています。

 東京都武蔵野市の感染拡大防止中小企業者等緊急支援金も、そういった取り組みのひとつです。
◎感染拡大防止中小企業者等緊急支援金(武蔵野市)
 
武蔵野市の感染拡大防止中小企業者等緊急支援金は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を目的とした東京都感染拡大防止協力金の対象外事業者のうち、市民の日常生活を支え、感染拡大防止に協力している中小企業者等を対象として、新型コロナウイルス感染症拡大防止への協力を促し、中小企業者等を支援することを目的として、武蔵野市が独自で支給する支援金です。

 対象となるのは、次の①~⑥すべてに該当している事業者 です。
① 中小企業者、小規模企業者、個人事業主または会社以外の法人(公益法人、NPO 法人等のうち、従業員規模が中小企業基本法上の中小企業と同程度のもの)であること
② 4月 10 日以前から事業を開始しており、「東京都感染拡大防止協力金」の対象施設に該当しないこと
③ 市内において、店舗、施設または訪問サービス等を行っている事業所(以下「店舗等」という。)を有すること
④ ③の「店舗等」において、日本標準産業分類による以下の業種のいずれかに該当する事業を実施していること
(「卸売業・小売業」、「生活関連サービス業」、「医療・福祉」、「不動産取引業」、「技術サービス業」、「サービス業(政治・経済・文化団体・宗教を除く)」
⑤ 休業または市が認める感染拡大防止策を、原則、すべて実施していること
⑥ 暴力団等の反社会的勢力又は反社会的勢力と関係を有するものでないこと
 ⑤にいう感染拡大防止策とは、次の4項目です。
① 飛沫感染の防止(マスク着用の徹底や従業員用マスク購入、配付、消毒薬の使用等)
② 接触感染の防止(店舗等の消毒、手洗い等の励行、ソーシャルディスタンスの確保等)
③ 発熱者等の店舗等への入場制限(検温の実施による出勤・入場規制等)
④ 3つの「密」(密閉・密集・密接)の防止(コロナ対策としての換気・入場制限等)

 支給額は、
法人:30万円(市内で複数運営する事業者は60万円)
個人事業主:15万円(市内で複数運営する事業者は30万円)
です。

 7月9日の記事にも書きましたが、今後、国や都道府県、市区町村等がそれぞれ縦割りで支援策を講じるのではなく、現場のニーズを汲み上げて、相互補完的に横串を刺した支援を行うことが重要となります。
 必要な支援が必要としている方々に一刻も早く届いてほしいですね。

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