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「感染防止徹底宣言ステッカー」で店舗や事業所等の安全・安心をアピール

 緊急事態宣言、東京アラートが解除され、今後は新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図りつつも、事業を実施していく必要があります。そのためには、店舗や事業所等での感染防止対策の徹底が重要です。そこで、東京都では事業者の方向けに事業者が実施すべき感染防止対策を掲載した業種別のチェックシートを作成しています。チェックシートの感染防止対策を全て実施し、専用フォームから申請することで感染防止徹底宣言ステッカーを取得することができます。
 感染防止徹底宣言ステッカーを店舗等の目立つところに掲示することで、そこが安心して利用できる施設であることをアピールすることができます。

 対象は東京都内の施設、または東京都内で実施されるイベント。
 申請は感染防止徹底宣言ステッカーを設置する施設、またはイベントごとに行います。
 申請は事業の業種に応じたチェックシートにしたがって、店舗等で実施している感染防止対策の実施状況を確認します。
 未実施の対策がある場合には追加で実施してください。
 全ての感染防止対策が実施できたら、申請フォームから感染防止徹底宣言ステッカーをオンラインで取得します。
 取得した感染防止徹底宣言ステッカーを印刷し、店舗等に掲示します。
 申請内容については、感染防止徹底宣言ステッカーの発行を受けた事業者に対して東京都またはその指示を受けた者が施設を訪問し、直接確認をすることもあるようです。

 事業者が実施すべき感染防止対策を掲載した業種別のチェックシートは、全業種共通の次の5つのチェック項目と、業界別に用意された24種類の個別チェックシートで構成されています。

<全業種共通編>
1.手洗いの徹底・マスクの着用
□利用者・従業員にマスク着用の徹底を周知し、着用していない場合は配布等に努めている。
□消毒備品等を各所に設置し、利用者・従業員に手洗いや手指消毒の徹底を周知している。
□共用タオル等を使用しない、制服をこまめに洗濯するなど、衛生管理を徹底している。
2.ソーシャルディスタンス(できるだけ2mの距離を保つ)
□行列整理や床の目印表示、オンラインでの日時指定予約等により混雑を回避している。
□座席の工夫など従業員も含めて対人間隔を確保し、大声で会話しないよう周知している。
□対面が想定される場所への遮蔽物の設置、キャッシュレス化等で接触機会を低減している。
3.「3つの密(密閉、密集、密接)」を避けて行動
□3密が予想される場合、整理券の配布や入場者数・滞在時間の制限等を行っている。
□扉や窓を開け、扇風機を外部に向けて使用するなど、定期的な換気を行っている。
□従業員の休憩室等はできる限り換気を行い、対面で食事・会話をしないようにしている。
4.施設の清掃・消毒
□複数の人が触れる場所や物品を極力減らし、難しい場合はこまめに清掃・消毒している。
□使用済みマスク等は、ビニール袋に入れて縛るなど密閉して捨てるよう表示している。
□清掃・消毒・ごみ回収は手袋・マスクを着用し、事後に手洗い・手指消毒を徹底している。
5.利用者・従業員の体調管理
□利用者で熱がある者は入場をご遠慮いただくようお願いするなどの取組を行っている。
□従業員に出勤前に検温や体調確認をさせ、毎日報告させている。
□体調不良の従業員に休養を促し、勤務中に体調不良になった者はただちに帰宅させている。
□所轄の保健所の確認や来場者の把握など、感染者等の発生に備えた取組を行っている。
<チェックシート一覧>
◎共通編
・全業種共通編 
◎劇場等
・劇場、音楽堂等編
・映画館編
◎集会・展示施設
・博物館、美術館編
・図書館編
・水族館編
・ホテル宴会場編
◎商業施設
・エステティックサロン・ネイルサロン編
・DVD等レンタル店編
・旅行代理店編
・百貨店等編
◎運動施設
・体育館、水泳場編
・ボウリング場編
・屋内テニス場編
・スポーツジム編
◎遊戯施設
・パチンコ編
・ゲームセンター編
・マージャン店編
◎遊興施設等
・カラオケ編
・ネットカフェ、漫画喫茶編
◎大学・学習塾等
・学習塾編
・自動車教習所編
◎食事提供施設
・レストラン、料理店等編
・居酒屋編
◎その他
・イベント編

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図りながらも事業を実施していくために、各業界団体が作成しているガイドラインに加え、東京都が感染防止対策を実施する際の基本的な取組を整理した事業者向け東京都感染拡大防止ガイドライン~「新しい日常」の定着に向けて~や、この感染防止徹底宣言ステッカーも積極的に活用していきたいですね。


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